昨日の続きです。
どんな大きな仕事でも、壮大なストーリーもきっと一片のメモ書きから生まれたのだと思うと、メモにはロマンがあるといつも思っていて、それは多くの人が理解してくださることだと思います。
メモそのもの自体は、走り書き、覚書といったもので、それは永久に保存されるものではないけれど、メモは何か他のものに姿を変えて初めて価値が生まれると思うと、メモは大切に保存するような豪華なノートや手帳に書くべきものではなくて、切り離してしまえば後はゴミになってしまうようなものに書かれるべきものだと思います。
胸ポケットに2本以上の万年筆を差すことはなくて、3本あるメモ用万年筆をポケットの深さ、服の色などとのコーディネートや気分によって使い分けていました。
しかし、夏の半袖になって、ベストも着ていないので、胸ポケットがなくなってしまいました。
当店オリジナルで作ったペンレスト兼用万年筆ケースがあります。
3本の万年筆を収納することができて、蓋をあけたままにしておけば上部から万年筆をすぐに抜き出すこことができ、蓋を閉めれば脱落の心配がない。
普通のペンケースとして使い出したペンレスト兼用万年筆ケースですが、ポケットの代わり、ポケットの延長として機能しているのではないかと気付きました。
今までは朝出掛ける前の気まぐれで、その日使える万年筆が決められていましたが、これで3本気が向くままに使えるようになりました。