
どんな秘境駅でも備え付けられている、運賃表と時刻表。日本一秘境駅の小幌駅は雨(雪)風をしのぐ場所がなく、青空。ホームの柵に架けられてあるだけの強者。ここはちゃんと駅舎があるので、その中で架けられてあります。
函館行は 6:18、7:00、8:53。その次は15:33、16:59、18:35、最終21:38。
森行きは 6:46(流山温泉通過)、15:18、17:51、19:41、21:11(流山温泉通過)。
7本と6本。
山口県美祢市の美祢線大嶺支線(1997年廃線)の時刻表も1日6本。朝と夕方に集中しており、昼間の14時台は1本だったということは記憶しているので、似たような環境なのかも知れない。山口県日本海側の何もない漁村が実家。大嶺駅との接点は東京からクルマで帰省するときは中国道美祢インターが最寄り。大嶺駅前が豊北町につながる国道435号線。本線からわずか1駅の2.8キロ、盲腸線。駅舎は明治38年に建てられたもので貫禄あり。北九州の炭鉱と同じく、大嶺炭鉱が栄えた頃は駅の中にうどん屋があったほど。1997年に廃止される直前、最後の乗車。あれからもう20年近く経ちます。


大嶺駅最終日の乗車券。三鷹駅から1000キロ離れた大嶺駅に、はなむけ。

当時の山陰本線は1時間に1本。この時刻表を初めてみたときはかなり驚愕でしたが、北海道だとこのような時刻表は当たり前のようです。

秘境駅のわりには、跨線橋がついています。階段をあがって、向こうのホームまで行くのにかなり大変だってば・・・。

もし、車いす利用者だったら、優しくない駅。

線路規格は、枕木ではなく、コンクリートなので、特急の高速走行も可能のようです。しかし・・・砂原支線って特急は走らないはずと思ったら、かつて走っていた札幌発大阪行きのトワイライトエクスプレスは砂原支線経由だそうです。カシオペアや北斗星はすべて西側の本線経由。

池田園駅の大きな道道方面に面したところの通路。このあたりにクルマを停めて、この通路を使えば池田園駅に行けたわけでした。

2002年以前からずーっと使われている古い駅名票。「ながれやまおんせん」は2002年開業なので、新品に取り替えず「銚子口」の上に修正ステッカーが貼られています。

北海道の縦駅名票。全道どこに行っても同じ様式。

池田園駅の照明はすべてLED化。静狩駅もそうでした。蛍光灯に比べると長寿命、消費電力も3分の1。うちの職場でも蛍光ランプをLEDに切り替える話が出ましたが、LEDに対応できるかどうか不明。うやむやになり、そのままお流れ。全部LED化にする工事費用とか初期の投資はかかるが、将来にわたって電気代も安くなるし、交換も手間省けるし、メリットも多いじゃないですかー!