ひびレビ

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ウルトラマン ニュージェネレーションスターズ(2024) 第5話「ジャッジメンター」

2024-03-09 06:46:41 | ウルトラシリーズ
ウルトラマン ニュージェネレーションスターズ(2024) 第5話「ジャッジメンター」

 イグニスの依頼もあるけど、今回はセブンガーの強化を優先!ということで、ユカが自分たちの地球にギルバリスが襲来した時のことを振り返っていると、マウンテンガリバーⅡ-Vが提供したデータによってギルバリスがどういった存在だったかを、そして配下のギャラクトロン共々ウルトラマンのみならずヘビクラ隊長=ジャグラス ジャグラーを苦しめていたことを知ることとなりました。

 今回の見どころの一つは、劇場版ジードにおけるジャグラーを見た時のユカの「見るんじゃなかった……」ですね。知人の知らなかった、自分たちの前では隠していた一面や複雑な感情をのぞき見してしまった時の気まずさが、見ているこちらにも伝わってきました。それを劇場版オーブに登場したギャラクトロンのデータで上書きしようとしたマウンテンガリバーⅡ-Vでしたが……そりゃそうなるわなと(笑。
 また「あ!ウルティメイトフォースゼロだ!戦ってるのは?」「ゼロビヨンドきたー!」といったユカの反応は、ウルトラマンに少しずつ詳しくなっている子供っぽく感じられました。ウルトラマンによるナビゲートも良いですが、ウルトラマンに詳しくない子供と同じ立場で少しずつ知識を増やしていくナビゲーター、ってのも親近感が湧いて良いですね。

 今回はギルバリスとの戦闘から、ギャラクトロンとその派生形についての振り返りでしたが、個人的にギャラクトロンといえば初登場作品であるウルトラマンオーブ第14話「暴走する正義」と第15話「ネバー・セイ・ネバー」の活躍が好きなので、今回取り上げられなかったのは少々残念でしたね。
 特にオーブ・サンダーブレスターの無慈悲な暴力を前に、ギャラクトロンの高貴な白い体が徐々に黒ずんでいく様は忘れられません。ギャラクトロンの体内に捕らわれた人の悲鳴、ただただウルトラマンの消滅を願うしかない人々など、暴走した、度が過ぎた正義の恐ろしさを痛感させられる話でした。
 様々な勢力の手ごまとなって久しいギャラクトロンではありますが、やはり自分の意思で活動している時が輝いているなぁと思わなくもなく。この感じ、キングギドラに近いものがあるな……まぁあっちは「操られてこそのギドラ」感もわからなくもないですが。

 ……でも、ギャラクトロン初登場の話を流せば、前述のとおりますますセブンガー強化の話から正義の在り方という全く別の話題へと逸れてしまうので、取り上げられないのも仕方ないですね(苦笑。

 ともあれ次回はアースガロン。
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