ひびレビ

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無敵超人ザンボット3 第20話「決戦前夜」

2023-04-19 06:36:09 | アニメ・ゲーム
無敵超人ザンボット3 第20話「決戦前夜」

 サブタイトルだけならば「決戦を控えた夜の語らいがメインの回」に思えますが、本作においては「メカブーストとの死闘」が繰り広げられることとなりました。


 政府にキングビアルとザンボット3の設計図が渡されたものの、建造にあと2カ月はかかるため、その間キングビアルとザンボット3を貸して欲しいと要求する野崎副総理。これに対して「我々は今感情的になっておる。すぐさまバンドックを追撃して、これを叩く以外何も考えておらん」と、おじいちゃん。勝平も自分たちが戦い抜いてきたことを訴えるものの、政府は民間人の戦いは認められないと、互いの意見は平行線をたどることに。

 当初は私も「この期に及んで何言ってんだ!?」と思いましたが……冷静に考えると「国際防衛軍よりも民間人の戦いに安心を覚える」ってのはおかしな状況なのでは。
 ビアル星人の子孫とはいえ、民間人だった神ファミリーが指揮・戦闘・偵察を巧みにこなすという現状にこそ違和感を覚えるべきなのに、いつしか彼らが戦うことが当たり前に見えていました。彼らを誰よりも「兵士」として見てしまっていたのは、私のような視聴者ではないかと気づかされることとなりました。

 また、睡眠学習により勝平たちは戦闘の恐ろしさを感じない暗示がかけられていることが説明されていました。おじいちゃんが「バンドックとの決戦にはあの子たちを”使う”のが最善の策でしょう」と語ったように、最早勝平たちは政府のいう「民間人」ではなく「兵士」であり、それ以上にザンボット3にとって欠かせない「パーツ」なのかなって……


 戦闘においてはメカブーストが一気に4機襲来。途中から神ファミリーに交代したタイミングで主題歌が流れるのは「主役登場!」って感じで盛り上がる反面、今回改めて勝平たち民間人・子供が戦いの場に赴くことへの違和感に気づかされたため、この状況にテンション上がって良いのか?と思わなくもなく……それでも、態勢を崩しながらもムーンアタックを放つなど戦闘の経験値が国際防衛軍とは段違い故に、頼るしかないというのが哀しいですね。 
 
 いよいよ最終決戦に向かう神ファミリー。次回予告から不穏な空気が充満しておりますが、果たして何人生き残るんですかね……
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