ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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カードキャプターさくら 第32話「さくらとケロと小狼と」

2016-11-17 07:53:34 | カードキャプターさくら
カードキャプターさくら 第32話「さくらとケロと小狼と」

 入れ替わった場合に、「入れ替わった人物の頭文字+その体の本来の持ち主」を書くのは仮面ライダー電王の影響です。

 さて今回は、触れた人物の心と体を入れ替える「替(チェンジ)」のカードによって起こった一騒動の話。真面目で標準語のケロちゃんと、愉快で関西弁な小狼という非常に珍しいものが見られました。声は体の持ち主に準拠しており、さすが声優さんだなぁと思わされました。特に、苺鈴にばれないよう標準語で喋ろうとするものの、関西弁が混ざってしまうケロちゃんが絶妙です。

 K小狼、Sケロちゃんの2人とも大変そうでしたが、Sケロちゃんは飛べないんですかね?手足はともかく、急に自分の体に生えた羽を使って飛べという方が無理なのかもしれません。
 苺鈴には「知ったら大騒ぎになる」という理由から事情を明かしていませんでしたが、クロウカードに関係している苺鈴には話しても良かったのではないかと。まぁ苺鈴に無駄な心配をかけたくないという小狼の優しさなのでしょう。

 しかしまぁ、小狼の帰りを心待ちにしており、小狼(中身はケロちゃん)の作った不味いスープを文句一つ言わずに食べ、小狼を心配し、無事に帰ってきた時は心から喜ぶ・・・と、2人の入れ替わり回ではあったものの、同時に苺鈴が可愛い回でもありました。
 そして知世はいつも通り。あっさりと入れ替わりを見抜き、どことなく楽しげでした。しかし、知世になら話しても問題なかったのでは?

 
 また、ここ最近は初登場時近辺に比べると大分出番控えめの歌帆はといえば、Sケロちゃんを助けに行くさくらたちに対し「頑張ってね」と声を掛けていました。Sケロちゃんを助けに行くとはひと言も言っていないのに、です。「(寺田先生を探すのを)頑張ってね」なのかもしれませんが、この人の場合、入れ替わりを知ったうえでの発言としか思えません。

 顔を近づけられた際、赤面していたSケロちゃんも描かれていたところでまた次回。次回はアイススケート。
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相棒15 第6話「嘘吐き」

2016-11-17 06:50:05 | 相棒シリーズ
相棒15 第6話「嘘吐き」

 夏音に向けて人々が「嘘吐き」と口々に叫ぶシーンは軽くホラーでした。夏音の登場シーンと、右京さんたちが登場するシーンでは大分雰囲気が異なったように感じます。

 さて今回は「嘘吐き」とのことで、虚言癖のある女性・夏音が登場。母親を取られたくない一心で、自らを傷つけてまで周囲を騙そうとした彼女の周りからは、誰もいなくなってしまいました。母親に対しすがりつくような声で「もうしない」と叫んでも夏音の声は母親にすら届かず。この一件が余程こたえたのでしょう、今回の事件で夏音は嘘を吐いてはいませんでした。
 それなのに、今回は真実を語っても誰にも届かない。嘘を吐いても、真実を語っても誰からも相手にされない。あの幻覚は見ているこっちですら怖かったのですから、夏音本人にしてみればたまったものではなかったはずです。

 彼女をそこまで追い込んだのは、共同墓地計画で被害にあった人々でした。
 6年前に共同墓地計画が立ち上がって知り合ったものの、3年前に詐欺同然の結末で計画は頓挫。しかし2年前にはるかが上司の横領に紛れて自身も6000万を着服し、その金で墓地を買おうにもさすがに良心が咎める。そこでとりあえず事故物件だった夏音の部屋の屋根裏に隠していたものの、はるかが余命宣告されたことをきっかけに金が必要になって、今回の騒動に発展したと・・・

 加えて、よりにもよって大家の村井が協力者を裏切って金に手をつけていました。夏音はあわや命の危機にも瀕していましたし、同時に6000万を盗んだ犯人にもされかけてる羽目に。かつては同じ墓地に入ることを楽しみにしていた村井も、追い詰められると「生きているうちに楽しめなければ意味が無い」と他の協力者を愚弄する有様。そんな村井に猪口も何か言いたげでしたが、右京さんが村井を一喝すると、何も言わずに一歩離れていました。
 見た目はちょっと派手ですが、内面は真面目な青年らしいので、はるかのことも含めて言いたいこともあったのでしょう。ですが、彼もまた横領した金を使うべく夏音を恐怖させた人物でもあります。そんな自分が警察を前にして口を挟める場面ではない・・・と思ったのかな。


 村井のあまりにも勝手な言い分には、右京さんも「犯罪で幸せを手に入れる事など出来ませんよ、決して!」と激昂。
 その言葉は、誰よりも夏音に強く響いたのだと思います。今回の件では夏音は被害者ですが、過去を遡れば彼女もまた人を騙し、人に罪を着せようとした人物でもあります。仮に嘘がばれずに母の再婚相手が逮捕され、再び母と2人だけで過ごせたとしても、彼女の胸にはずっと後悔が残り続けたことでしょう。母も再婚相手が娘を襲ったと誤解し、暗い顔になるのも目に見えています。そんな状態が果たして幸せと言えるのか。犯罪で幸せを手に入れることが出来ないとは、夏音の過去にも言えたことだと思います。

 また、終盤村井たちの前に再び姿を見せた夏音は、厳しい目つきで自分を騙した人々のことを見つめていました。「嘘吐き」な人々の醜さを目の当たりにすることで、同時に過去の自分の愚かさも痛感していたのかもしれません。あれは村井たちへの非難の目であると同時に、過去の自分への決別の目つきだったのかなと。

 そうした鋭い目が描かれる一方で、夏音は右京さんたちに対しては、輝かしいものを見るような、憧れるような眼差しを送っていました。そして彼女の漫画の中には右京さんと冠城くんが出演することに。漫画の右京さん、若干神戸くん成分入ってませんかね?(笑。
 ラスト、東京でもう少し頑張ると決めた夏音。はるかという友達を得て、本当の幸せを掴めるといいですね。

 
 そんなところでまた次回。
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