カードキャプターさくら 第30話「さくらとケガをしたカード」

カードキャプターさくら　第30話「さくらとケガをしたカード」

　名前といい、姿といい、「駆」はエーフィに似てるなぁ・・・と思った第30話。

　今回はケロちゃんの厳しくも優しい言葉が印象的な話でした。「駆」をピーウィーと呼んで慕い、かつその力で記録を更新する玲を前に、なかなか封印できないでいたさくら。頭では「魔法で早くなっても何にもならない」と理解していても、行動に移すことができずにいました。
　そんなさくらにケロちゃんは厳しいひと言。カードの力で優勝した玲に対し、心からおめでとうと言えるのか・・・チアリーディング部のさくらを決意させるには、これ以上無い言葉だったと思います。封印を心から喜べない、どこか玲に申し訳ない表情を見せているさくらに対し「ようやったな」と励ますケロちゃんがまた素晴らしいっ!
　ケロちゃんにおまかせのコーナーでも「みんなもしたくない事をせなあかん時が必ず来る。そん時は逃げんと頑張るんやで」とひと言。いつになくケロちゃんがかっこよかったですね。

　
　本気で頑張っている人を、心から応援する。だからこそ力もわいてくる。カードの力に頼らずとも、玲は立派に優勝することができました。多くを語らず、競技場に「駆」を連れてきた小狼もいい仕事をしてくれましたね。ただ能力を付与するだけがカードじゃないということを教えてくれた話でもありました。

　封印するかどうかを悩み続け、終始顔が曇っていたさくらが、最後の最後には心からの笑顔でおめでとうを玲に告げていたのも印象的だったところでまた次回。次回はさくらが巨大化しているような・・・?