甘々と稲妻 第11話「おゆうぎ会とさつまいもクレープ」

甘々と稲妻　第11話「おゆうぎ会とさつまいもクレープ」


　「友達と一緒にやりたい」と誘ったのに、その友達が別のことをやりたいと言い出して、互いの意見を言い合っているうちに微妙な雰囲気が漂ってしまう・・・難しい話ですよね。誰かが誰かを嫌な気持ちにさせたいと思っての行動ではなく、一緒に楽しみたい、これがやりたいという楽しい気持ちから始まった行動が、いつしか嫌な感情に変わってしまっているのは悲しいことです。

　自分の好きなことを、誰もが喜んでくれるとは限らない。けれども楽しんでもらうための努力はできる。たとえそれが報われなかったとしても、最初から分かってもらえないものだと決め付けて1人よがりで動くよりも、1人でも多くの人に喜んでもらえるように工夫することは大事なことだと思います。
　今回のガリガリさんにしても、ガリガリさんを模した帽子を被ってつむぎがガリガリさんを演じただけでは、きっとハナは楽しくない気持ちのままおゆうぎ会を終えていたでしょう。公平の発案による、あのモコモコがあったからこそ成功したのでしょうね。

　小鳥は小鳥で、知らぬ間に級友から観察されており、食べることが好きなのがばれていました。珍しくしのぶ以外の同級生と絡んだ小鳥の活躍もあって、文化祭も成功。あと、小鳥の魔女衣装も最高でした（笑。できれば「魔法をかけるフリをしていたら目の前に公平が現われて・・・」という件もやってもらいたかったところですが。

　手を出したがる八木と、それを注意する視線を送るしのぶの組み合わせがやっぱり良いなぁ・・・と思ったところでまた次回。次回はあっという間の最終回「あいじょーたっぷりお好み焼き」。サブタイトルからすると原作4巻の内容ですが、締めとして原作3巻の「おさらい発表会」の内容も混ぜてくる感じかな?