ひびレビ

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イカに保つか

2015-09-28 07:51:32 | 日々の生活
 先日、たまたまテレビをつけたらイカの特集をやってまして。海外でイカに携わる方たちが、日本のイカ流通過程について視察する、といった番組でした。それが案外面白くてついつい最後まで見ていました。途中からの視聴ではあったものの、如何にしてイカの鮮度を保ったまま提供するのかなどが非常に興味深かったです。

・生きたままイカを運べる車がある
・生簀には海水を使用し、週に何回も取り替える
・イカを生簀に入れる際、共食いを防ぐために弱ったイカを弾く
・生簀には酸素と海流を作り出す装置があり、イカの数によって調整する
・袋に入れる際は手を冷たくし、イカの目を手でふさいで大人しくさせる。
・イカの入った箱を進行方向と同じく縦に積むと、運搬中にブレーキ等でイカが袋の先にぶつかって墨を吐き、弱る可能性がある。そのため、進行方向に対して横に積むようにシールで説明している。
・さきいか製造過程において煮る・冷やすはスピード勝負
・イカの刺身を作る際は、旨味を逃がさないためになるだけ水を使わない。
・刺身には隠し包丁を入れて、しょうゆを馴染みやすくする

 ・・・とまぁ、思い出せる限りでもこんな工夫が凝らされていました。普段イカは殆ど食べませんし、食べるといっても懇親会の場ぐらい。そのイカがこんなに手間ひまかけて運ばれてきているとは思いもしませんでした。これほどまでにイカの鮮度が落ちやすいとは・・・

 いずれも「そこまでするか!」というぐらいのこだわりっぷりで、驚かされっぱなしでした。特にさきいか製造過程において、イカを煮る・冷やすのスピードが速いのなんの。早回しでも見ているかのようなスピードで、凄すぎて思わず笑ってしまいました。あれは素人には真似できない、プロの仕事だわ・・・

 凄い凄いと思いながら見てきましたが、あそこに至るまでも色んな試行錯誤があったのでしょうね。どうすればより美味しくイカを食べられるか、良いイカを届けられるか・・・思いがけないところで探究心の凄さに感服した今日この頃です。
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