怪奇大作戦セレクション第2夜「京都買います」「青い血の女」「白い顔」
「京都買います」
怪奇大作戦の感想などを閲覧していると、この話は面白いと語られていることが多い。実際私もそう思った。
牧と仏像を愛した女との切ない恋物語でもあり、昔の町並みを失いつつある京都への警鐘を鳴らした作品でもある。
仏像を敬い、価値もわからない者たちから京都を買い取り、仏像たちが住みやすい場所を作ろうとした人々。逮捕されたときに教授が呟いた「これも運命なのかもしれない」という言葉が印象に残る。
そして何といってもラスト。美弥子が仏像に変わってしまうシーン。仏像を愛するがあまり自らが仏像となってしまった彼女。その目からは流れるはずの無い涙が。信じられない牧は走り去っていく。とても驚かされた。
「青い血の女」
昨晩はこれを見る前に就寝。で今朝見たわけですが、昨晩見なくて良かったとつくづく思いましたよ。
なぜならこの作品、かなり怖い。人形が人殺しをするという、ありそうなホラー映画の展開なのだが、とにかく怖い。人形の顔が変化し、右手から剣が飛び出し人を精神的にも追い詰めていくあたりが何ともいえない恐怖を出している。
そして最後はその人形を操っていた人形も飛び降りて死んでしまう。流れるはずの無い青い血。
人間が老人を見捨てる時代で、人形ですら見捨ててしまった。今にも通じるテーマではないだろうか。
「白い顔」
娘を愛し過ぎた故に犯行に及んだ父親。歪んだ心がその頭脳を悪の道へと走らせてしまった。どんなに優れた技術でも使い方によっては人間を滅ぼしかねない。
タイトル通り、白い顔の男が犯人なわけですが「何だかな」という感じが残ってしまった作品であった。
EDへの移り変わりには感心した。笑いで終わらせるのではない。
以上第2夜感想。
「京都買います」
怪奇大作戦の感想などを閲覧していると、この話は面白いと語られていることが多い。実際私もそう思った。
牧と仏像を愛した女との切ない恋物語でもあり、昔の町並みを失いつつある京都への警鐘を鳴らした作品でもある。
仏像を敬い、価値もわからない者たちから京都を買い取り、仏像たちが住みやすい場所を作ろうとした人々。逮捕されたときに教授が呟いた「これも運命なのかもしれない」という言葉が印象に残る。
そして何といってもラスト。美弥子が仏像に変わってしまうシーン。仏像を愛するがあまり自らが仏像となってしまった彼女。その目からは流れるはずの無い涙が。信じられない牧は走り去っていく。とても驚かされた。
「青い血の女」
昨晩はこれを見る前に就寝。で今朝見たわけですが、昨晩見なくて良かったとつくづく思いましたよ。
なぜならこの作品、かなり怖い。人形が人殺しをするという、ありそうなホラー映画の展開なのだが、とにかく怖い。人形の顔が変化し、右手から剣が飛び出し人を精神的にも追い詰めていくあたりが何ともいえない恐怖を出している。
そして最後はその人形を操っていた人形も飛び降りて死んでしまう。流れるはずの無い青い血。
人間が老人を見捨てる時代で、人形ですら見捨ててしまった。今にも通じるテーマではないだろうか。
「白い顔」
娘を愛し過ぎた故に犯行に及んだ父親。歪んだ心がその頭脳を悪の道へと走らせてしまった。どんなに優れた技術でも使い方によっては人間を滅ぼしかねない。
タイトル通り、白い顔の男が犯人なわけですが「何だかな」という感じが残ってしまった作品であった。
EDへの移り変わりには感心した。笑いで終わらせるのではない。
以上第2夜感想。