萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

さくらんぼ

2007年06月30日 | 酒食・グルメ?


初夏の味覚の「さくらんぼ」。山形の佐藤錦である。1kg6~7000円ぐらいするそうだ。当然ながら、自分で買うことはしない。食べれるのは昔から貰いものと決まっている。子供の頃は近所に山形出身の人がいて、この季節になると必ずいただいて、食べていた。長じてからは、めったに口にしたことがない。

写真の「さくらんぼ」は弊社仙台営業所のKさんから、小生所属の部署に送ってきてくれたものだ。彼の実家は山形でサクランボ農園を営んでいる。先月、仙台に出張の折、それとなく催促しておいたのが効いたようだ。
「サクランボかぁ。最近食べてないなぁ。Kさん、実家で栽培してるんだって?いいなぁ。」という類のプレッシャーをかけておいたのだ。(あまり“それとなく”ではないが・・・)

いろんな人間が集う会社組織というものにありがたみを感じる一瞬である。小生の部署ではワーワーキャーキャー言いながら、赤くて甘酸っぱい宝石を頬張ったのでした。


サクランボは正確には「桜桃(おうとう)」というそうだ。こう書くと太宰治の「桜桃忌」が頭に浮かぶ。太宰の誕生日と自殺して遺体が発見された日が奇しくも6月19日だったので、この日を「桜桃忌」として太宰治を偲ぶのだそうだ。彼の死の直前の小説名が「桜桃」であったのと、季節も桜桃が実をつける時期でもあり、この名をつけたという。桜桃は昔から高価でぜいたく品であったようだ。

以下は太宰治「桜桃」より引用。

「子供より親が大事、と思いたい。子供よりも、その親のほうが弱いのだ。桜桃が出た。私の家では、子供たちにぜいたくなものを食べさせない。子供たちは、桜桃など、見た事も無いかも知れない。食べさせたら、よろこぶだろう。父が持って帰ったら、よろこぶだろう。蔓を糸でつないで、首にかけると、桜桃は珊瑚の首飾のように見えるだろう。しかし、父は、大皿に盛られた桜桃を、極めてまずそうに食べては種を吐き、食べては種を吐き、食べては種を吐き、そうして心の中で虚勢みたいに呟く言葉は、子供よりも親が大事。」

小生の親は子供たちに食べさせてくれた。きっと、子供たちの喜ぶ顔が見たかったのだろう。単に“もらい物だったから”という説も捨てがたいが・・・。
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高齢化社会を考える

2007年06月29日 | 日々の記録

<雄大な岩手山。今度は登りに来るぞ!>

先日、社用で秋田市から能代、大館、盛岡という辺りを回ってきた。こちらも空梅雨らしくこの日も晴れていた。北国といえども暑かったが、関東と比べるとまだ山々には新緑が残っており、アジサイもつぼみだ。2~3週間は季節にズレがある。

地方に来ていつも感じるのだが、日中、外を歩いたり、自転車に乗ったりしている人の9割は老人である。杖をついてやっと歩いている人もいる。炎天下の中を気の毒にと思ってしまう。老人以外の世代が居ないわけではない。他の世代はみな冷房の効いたクルマで移動しているのだ。運転できる子供や孫が身近にいない老人が歩いていたり、自転車に乗って用を足しているのだろう。クルマはどんな地方に行っても、よく走っている。狭い路でも威張って飛ばしている。日本はいつの間にか完全なクルマ社会になってしまった。

地方の消費行動も郊外の大規模量販店にクルマで行くのが主流だ。したがって、従来の商店街ではシャッターを閉めている店舗が目立つ。老人達が歩きや自転車で行ける店がどんどん潰れているのだ。

日本の少子高齢化は確実な現象であり、その対策を政府はどう考えているのだろうか。老人に支払われるべき、年金管理はいいかげん、老人介護を食い物にする極悪人は野放し。いまの政府をみていると悪くなることは容易に想像できるが、とても改善するとは思えない。小生が老人と言われる時代にはどうなっているのだろうか。

凶暴な若者たちに邪魔者扱いされて、ジジイ狩りの餌食にされるのであろうか。将来のために逃げ足を鍛え、空手でも習っておくか。いや、それだけでは心配だ。猟銃所持の免許も取って置くべきだろう。悲しいが、殺伐とした世の中が待っていそうだ。
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酒の注ぎ方

2007年06月28日 | 酒食・グルメ?


マス酒にしろ、コップ酒にしろ、いつの頃からか、受け皿に溢れさせて客に出すのが主流になった。個人的には嬉しくもなんとも無い。あんなに呑みにくいものはない。大体、不衛生だし、酒がこぼれるではないか。

なみなみついでいるので、まず、手元に持ってくるまでが一仕事である。テーブルをこぼさぬよう慎重にずらすが、大抵、いく筋かはこぼす。やっと、手元に運んでくるが持ち上げるとまたこぼれるので、唇を淵に運んですする、という卑しい動作を強いられる。また、受け皿の酒をコップに戻すという下品な動作も強いられる。気位の高い人なら、受け皿の酒は呑まないかもしれない。(小生は呑む。)

しかも、そのような作業の間にも酒をこぼしてしまう。あまり酔いが回っていない1杯目でも難しい作業である。2杯目、3杯目と行くにつれてますます至難の技となり、さらにこぼれることになる。もったいない。テーブルはビチャビチャベタベタするし、服にこぼしてしまうこともある。なんなんだ。店にとってはこぼれる分の売上高増が狙いなのか。

あの注ぎ方を喜んでいる人はいるのだろうか。
小さめのコップを溢れさせずとも、大き目のコップに8分目に注いでくれればそれでいいのだが・・・。
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インドを走る!第14話「仏陀の生誕地を訪ねて」

2007年06月27日 | 自転車の旅「インドを走る!」

<ルンビニからバイラワへ向かうバスの屋上にて>

※「インドを走る!」について

 ネパールと言ってもインドとの国境を越えて二、三百メートルのところであるから日中は結構暑い。午前中百ドルを換金しに最寄の銀行へ行く。インドと似たような札であったが、デザインにエベレストが施してあるのにはさすがにネパールだと感じ入る。古い札の左端はボロボロである。これはインドでもそうであったが、銀行で札を束ねるのにホッチキスを使う為である。日本では札を九枚数えて十枚目を横にして巻きつけ十枚の区切りとするが、こちらでは十枚数えたらホッチキスで留める。なんと大雑把というかおおらかというか、繊細なお国柄の我々には考えつきもしない手法である。

(金は天下の回り物であり大事にする必要はない。ましてや人間様がそれに縛られてはいかんのだ。)

と、このボロボロの札は物語っているようで愉快な気分になる。

 午後になって、ルンビニへ行く。ルンビニとは仏教の開祖、仏陀の生誕地である。このバイラワの町からバスが出ているのでそれを利用する。バスターミナルではすぐバスに乗れるが、さていつ発つかわからぬ。聞けば三時という。三時半を回っても動かない。四時近くになってようやく動き出す。ルンビニまでの道は、インドよりも日本的な田園風景が続く。

 ルンビニに着く。村というより集落である。まずはチャイでも飲もうということでチャイ屋に入る。そこを出て少し歩くとバスが止まっているので発車時間を聞く。あと十分後に今日の最終が出るという。あわててアショカテンプル(仏陀生誕の碑がある所)へ行く。

 こじんまりとした建物の入口に番人がいて履物を脱げという。裸足で中へ入る。階段を何段か降りると中はせいぜい二畳ぐらいの広さで薄暗い。正面に仏陀の両親らしき人と中央に赤ん坊(これが仏陀だと思う)がおる。凸面が削られ、のっぺらぼうでかなり汚れた碑である。その両側にも何かの碑があったが、これも削られていてよくわからない。イスラム教徒がこの国を治めた時に仏教の遺跡を破壊したらしいがこれもその爪あとであろうか。

 左手に賽銭箱があり、5パイサ(約一円五十銭)入れ、交通安全の願いをする。M君は一ルピー(三十円)入れていろいろとお祈りをしていたようだ。

 アショカテンプルを出るとすでに十分は経過していたが、バスはまだ発車していない。帰りのバスは屋根の上に乗る。日本では出来ないことである。中の狭い座席より余程楽で涼しい。仏陀生誕の地ルンビニをこの三百六十度視界可能な屋根から眺められるのは非常に好運である。

 数個の藁葺きの家。広々とした大地に広がる区画のはっきりしない田。時々すれちがうヤギや牛の群れ。遠くにかすんで見える山影。アスファルトの道路と電線を取り除けばこの景色は千年一日の如く変わっていないのであろう。

 仏教の源泉。ここで生まれた一人の男が築き上げた思想、宗教が中国、朝鮮を経て東の果て日本にまで伝わり、大きな影響を与えるに到ったのである。バスの上から見るルンビニの大地が荘厳この上なく見えた。

 まもなく、陽は西に沈もうとしている。バスが停留所で止まる。道端を見ると、陽の沈む方に向かって三人の男が両膝をつき両手をまっすぐ伸ばし地面にひれ伏している。イスラム教徒であろう。はるか西の彼方メッカに向かって祈祷しているのに違いない。宗教というものの雄大さ、人間に与える重大さというものを感ぜずにはいられぬ午後であった。

 ホテルに戻るとE君がゴラクプールからバスで来ていて、ドイツ人の旅行者と話をしている。彼、インド、ネパールを十四ヶ月間も旅行していると言う。サイクリングもしたが、インドの自転車だったのでパンクが多かったと苦々しい経験として話す。

 夜、E君との再会を祝し三人でウィスキーを飲む。ネパールの方がインドよりも酒類は手に入りやすい。氷も水も無く、ウィスキーを回し呑みする。ME両君二口ほどしか飲まず、後は私がいただく。久しぶりの酒で気分が良くなったところにホテルのボーイで十六歳のアシックが部屋に遊びにきた。日本のことをいろいろ聞きたかったらしいが、我々がアシックを肴代わりにからかったので、彼、酔っ払い相手に長居はたまらんという体で早々に立ち去る。悪いことをしたと三人で反省するも、いい気分でベッドに入る。

 夜半、蚊の猛襲。三人とも目が覚める。さてはアシックの復讐か。


                           つづく

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ウオッヒーで撃沈!

2007年06月26日 | 酒食・グルメ?

<ウオッカ2+コーヒー1のウオッヒーを発明したが・・・>

いつぞや近所の鰻屋に入った時の事。「珈琲焼酎」という張り紙が目に付き、鰻が焼けるまでそれで呑もうと思い注文する。ゲテモノと思っていた飲み物が結構おいしく、このアルコールはいままで成しえなかった、勉強や読書時のアルコールとなりえるのではないか、と酔った勢いで大きな発見をした、とあさはかにも思った。

そこで、家に帰った小生はさっそく、50度のウオッカ2とアイス珈琲1の割合で混ぜたものを陶器の容器に入れ冷蔵庫に寝かす。2日間熟成のあと、ロックで試した。この間の日曜日のことだ。さんざん、日本酒とワインを飲んだ後、思い出したようにこのウオッヒー(ウオッカ+コーヒー)をロックで呑む。つまみはビスケット。これがこのアルコールには絶妙にミート。「グビリとやってはバリッと齧る」を繰り返しているうちに、3合も呑んだろうか。わけが判らなくなって撃沈!気がつけば椅子にもたれて眠りこけている。気力を振り絞って二階の寝室のベッドに辿り着いて横たわる。

ここ二十年、どんなに呑んでも、もどしたり、頭が痛くなったり、翌日終日調子が上がらないという症状、つまり俗にいう二日酔いというものの経験をしたことが無い小生が完全に参った。恐るべしウオッヒーというしかない。参りました。ホント。水曜の夜になるが、いまだコーヒーと名がつくものを口にできないありさま。アルコールは呑んでいるが・・・。(これが不思議)
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リーグ戦4試合目

2007年06月25日 | 野球


昨日の試合は8チームが所属しているリーグ戦で年7試合ある内の4戦目。小生のチーム成績は現在2勝1敗。昨日の相手は常にリーグで優勝か準優勝している強豪。ちなみに小生のチームは3~4位の中堅どころ。

小生は5番・サードで出場。相手チーム先攻で試合は始まる。先発投手は左腕のK。彼のカーブはキレがよく、決まると打ち憎い。立ち上がりはそのカーブが決まって三者凡退に打ち取る。試合が動いたのは二回表。長短打で1点取られた後、エラーとワイルドピッチでさらに1点取られる。3回は両軍共に1点づつ取り、その後2イニングほど膠着状態。6回、単純なエラーでまた1点謙譲。結局これが決勝点になってしまう。

1-4で迎えた最終回。2アウトから連続ヒットで1、2塁と攻め、続くバッターもセンター前ヒットを放つ。なんと、これをセンターが後逸。ランナー二人生還して3-4とする。バッターは足の速いY。ランニングホームランを狙って一挙にホームを目指すが、敵の中継プレーが見事できわどいタイミングとなる。どうみてもセーフに見えたが審判の判断は無情にもアウト。これでゲームセット。惜しい試合を逃したが、結局エラーで与えた点が響いた。

小生の成績は打撃は3打数1安打。守備は2回表に1失策。1安打は得点にからまなかったが、1失策は失点に繋がってしまった。日頃のストレス解消で野球をやっているつもりであるが、こういう時は逆にストレスになる。妙なものだ。一生懸命やっている証拠ではあるが・・・。

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ダイ・ハード4 観てきました。

2007年06月24日 | おすすめモノ

<タフな男が帰ってきたぜ!ポスターでかすぎ?感動を大きさで表現したのだ。>

昨日、先行上映という奴で「ダイ・ハード4」を観てきた。まだ観ていない人が沢山いると思うので、詳細は言えないが、シリーズ最高傑作ではないかと思う。どんな目にあってもなかなか死なないジョン・マクレーンは健在だ。今回の不死身度はさらにすごい。全編に渡ってハラハラドキドキ、気がつくとイスを押していたり、足を踏ん張っていたりの連続。6月29日に一般公開されたら、映画館のイスと床はかなり痛むのではないか。今のうち補強しておいた方がいいかも。それほど面白かった。

前作から12年も経っていたのですな。ブルース・ウィリスはさすがに老けたが、ジョン・マクレーンは元気。監督はレン・ワイズマン。初耳監督だが「製作」にダイ・ハードの1、3を監督したジョン・マクティアナンが加わっている。

アクション映画が好きな人はお見逃しのないように。
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JR停電事故

2007年06月23日 | 日々の記録


昨日の朝8時過ぎ、会社についてコーヒーを飲んでいると、同僚が「宇都宮線、高崎線が8時ごろから停電で不通だ」という。小生の通勤ルートの大宮浦和間で起きたという。これは結局13時頃まで運転再開されなかった。

「駅間で立ち往生した計六本の電車に乗っていた約18,000人が最大4時間以上閉じ込めれた」そうだ。原因が架線切れの停電によるものだけに車内は冷房も効かず、蒸し風呂状態だったらしい。巻き込まれた人には気の毒であるが、小生も時間帯こそ違えいつも乗ってる電車であるので、居合わせなくてよかったと真っ先に思った。あの満員電車の状態で蒸し風呂のような暑さで何時間も閉じ込められたら、気が狂いそうになる。

音モレかまわず、音楽をジャカジャカ聴いている奴はボリュームを下げただろうか。ガタコン、ガタコンと電車が動いているから、音が緩和されて我慢ができる。停車して、冷房設備からの音も無くなればジャカジャカ音は鳴り響いていたのではないか。

くだらないおしゃべりをシーンとした車内でやり続けていなかったろうか。

(女性に多いのだが)ザックやカバンを背負ったまま、肩にかけたままで周りの人にカバンが当たるのを、邪魔にならないように持ち替えたろうか。

などなど、ついつい心配してしまう。ホント、よく、喧嘩や暴動が起きなかったものだ。このあたりは「緊急事態にあっても節度ある行動をとる日本人」として評価できるのではないか。(反面、こういう性格が情けない政府や役人をそのままにしてしまう国民性とも言えるが・・・。)

夜は19時半に会社を出るが、駅での混雑はまだ影響が残っており、赤羽まではギューギュー詰めであった。「こんな状態で冷房効かずに1時間!!」

くわばら、くわばら。



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2007年06月22日 | 散歩


久々に梅雨らしく朝から雨が降る。

朝8時ごろバスを待っていると大抵、対面の消防署でサイレンのテストをする。本などを読んでいて、その世界に没頭している時など、大きなボリュームで「ブアッ、ピィポ、ピィポォ」とやられると、いつもドキッとさせられる。周りの通行人や住人に対する配慮はない。いつも不快な思いをさせられる。

その後、低い男の声で必ず

「テス、テス、本日は晴天なり、本日は晴天なり」

とマイクのテストを行う。これは雨が降ろうが、雪が舞おうが、千年一日のごとく変わらない。滑稽に聞こえる。「本日は晴天なり」はマイクをテストするときの決まり文句なのかもしれないが、実態に合わせて雨の日は「雨天なり」と言うぐらいのシャープさが欲しい。消防士といえども「事実に目を向けず、言われた通りのことしかできないお役人」ということか。そこで一句。

雨の日を 晴天なりと 言う役人

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休日の晩餐その2

2007年06月21日 | 酒食・グルメ?


休みの日にワインが呑みたくなった時に最近よく作る料理を紹介。前にご紹介した「イタリアントリコロール鍋」と同様、簡単に作れてマアマアうまい、というのが売りだ。

材料は「ラムスティック(仔羊の骨付き肉)」と塩・胡椒。作り方はガスレンジのグリル(魚を焼く所)を使う。洗う時に楽なようにアルミホイルを下に敷いておく。両面に適当に塩、胡椒したラムスティックを並べ、火をつけて4分焼く。裏返して1~2分焼いてできあがり。(焼きすぎない為にタイマーを使用。特に呑んでいる途中に作る時などは絶対使うべし!)

簡単に出来てしまうのだが、ちょっとびっくりするぐらい味はいい。柔らかい焼き加減と塩・胡椒の風味が絶妙である。皿にトマトスライスと合わせて盛ると赤ワインによくあう料理の完成である。

旧約聖書に出てくる神ヤハウェは迷える民たちにやたらと「祭壇に血の滴る仔羊を捧げよ」とオーダーするが、その気持ちのわかる料理である。

一度、お試しあれ。
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インドを走る!第13話 「フンケーの友」

2007年06月20日 | 自転車の旅「インドを走る!」

<左がM君、右が小生>

※「インドを走る!」について

◆注意:以下の文書は「インドを走る!」を社内報に掲載していた1984年4月のものです。


 先日、「インドを走る!」に登場してくる「M君」と会って、今、社内報にインドを走った時の事を連載している。という話をしたら、彼曰く「一度チェックしないと心配だ。」というのでコピーして送ってやった。返事がきて、昔のことが非常に懐かしく思い出されたと書き連ねた後、「最後に一番大事なことを言っておくが、俺がデバカメやってインドで象になった話も良いが、もう少しカッコいい話も頼むよ。おまえだけカッコつけるのはきたねーぞ。俺にも書かせろ!」と結んであった。

 彼との付き合いはかれこれ7年になる。インドに行く以前からもよく二人で走ったものだ。こう書くと“無二の親友”“刎頚(ふんけい)の友”などと取られがちだが実は違う。インドに行く前は二人で走っても、ケンカばかりしており「二度とこんな奴と走るものか。」と一緒に走る度に意を固くしたものだ。しかし、クラブも同じで家も近くであったため、ヒマつぶしにどっか行ってみるか?と誘われるとつい「いいね」といって走り出してしまう。出れば出たで「なんだこのやろう」となる。このパターンで終始したのが彼との付き合いである。決して、一緒に頸(クビ)を刎ねられても後悔しないなどという仲ではなく、むしろ、隙あらば相手の寝首を掻いてやろうといった仲である。

 インドに行く時も彼が秩父にでも行くかのように、

 「Eとインドに行こうと思っているのだが、おまえも行かんか。」

と言うので、

 「いいね。」

の二つ返事で行くことになったのである。当初の計画では、「三人とも走りも違うし性格も違うのだから、向こうへ行って準備期間は一緒に行動しても、その後は別行動をとろう」ということになっていた。

 しかしながら、実際に着いてからは異国の圧力から、三人の仲間意識が密着し、さらに下痢だ、熱だ、インド人だ等の経験を積み重ね益々連帯感が濃厚となっていき、結果的にカトマンズまでの一ヶ月半余り、行動を共にすることになってしまったのである。そしてカトマンズからは、E君は日本へ帰国。M君は自転車を降りヒマラヤトレッキング、私は再び自転車でインドへ、とようやく別れ別れになったのである。

 なにはともあれ異国での一ヶ月半を伴にした我々三人の間には我々しか判らない親しみと懐かしさがあり、今も会うたび、酒の肴にはインドを選ぶ。私とM君の間も「寝首をかいてやろう」と言う仲から、揚げ足を取り合う仲程度に歩み寄りを見せてきた。

 だからといって油断はならぬ。彼が「インドを走る!」のデバカメをやって象になった話を読んでジダンダ踏んで悔しがり「俺にも書かせろ!」と喚いたってゾウはいかない。うかつに書かせればある事無い事書き連ね、残り少ない私の社内での信用を根こそぎ持っていってしまうに違いない。未だに彼と私の間柄は「フン」といえば「ケッ」の仲、つまり「フンケーの友」なのである。

 M君、今は千葉に住んでいる。

                             つづく

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カイツブリの幼鳥たち

2007年06月19日 | 散歩


今朝もカイツブリの親子は最初に見た日とほぼ同じ場所で潜りの稽古をしていた。それを眺めていると二人連れの初老の男性が小生のそばに来てこう言った。

「お、今日もいたいた。大きくなったな。大丈夫だ。まだ、三ついるよ。」

ん。この「大丈夫だ、まだ、三ついるよ」という言葉を聞いて、早春に生まれた雛たちは全滅したのだと確信した。人間からみるとのどかな公園ではあるが、彼らにとっては一瞬も油断できぬ弱肉強食の世界なのだ。

公園から一歩出れば、灼熱地獄に交通地獄。会社に行けば他社を「食え」だの「攻めろ」だのが始まる。人間の世界も弱肉強食であることに変わりはないか。
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凹んで凹む。

2007年06月18日 | 日々の記録


土曜日の吉原の先制点に歓喜し飛び上がった拍子に、胸ポケットに入れていた小生お気に入りの新兵器カシオⅤ7も飛び出す。それはスローモーションのようにゆっくりと下に落ちていった。歓声の嵐にかき消され、コンクリートに落ちた瞬間の音は聞こえなかった。その為、たいした傷はついていないと思って拾ったのだが、考えが甘かった。

コンクリートの角にあたったのか、無残にもヘコミが・・・。アルディージャの先制点に歓喜するも、小生の心のある部分が、文字通り凹んだ。操作上は問題ないのを確認してちょっと安心して、観戦をはじめた途端、同点ゴールを決められる。

「このやろー、カメラは壊れるわ、勝点3は取れねーわだったらタダじゃおかねーぞ!」

と怒り心頭に達し、声をからして応援する。結果は若林の勝越しゴールで勝点3は取れたが、Ⅴ7のヘコミはそのままだ。(あたりまえか)

レンズや機能に影響はないのだが、買ったばかりでヘコミを常に気にして持ち歩くのも嫌だし、どっかに微妙な後遺症があって、それが致命傷になるのも嫌だし、ということでいくらかかるかわからないが、昨日修理に出してきた。

昔から、買ったものをすぐ壊したり、無くしたりする傾向が小生にはある。前のデジカメも買ってすぐ、後輩の披露宴で落として修理に出し「一万何某」かの代金を払った。今、している腕時計も(5万円ぐらいのもの)買って一週間もしないうちに、酔って自転車の運転をあやまり、転倒。擦り傷ぐらいでたいしたケガはしなかったのであるが、時計のガラスが割れ、文字盤も若干変形している。時計店に持って行くと修理するよりも新しいのを買った方がいい、といわれる。その時点では気に入っていた時計なので泣く泣く買いなおした。

また、山のキャンピング用に買ったアーミーナイフは、出発の前の晩にメモ紙を試し切りしただけで、初日のテント場に着く前に無くしてしまった。等等、結構そういうことで浪費している。日本経済の為になっていると思ってあきらめてはいるが・・・。
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大宮アルディージャ今季3勝目!

2007年06月17日 | 大宮アルディージャ&サッカー

<オレンジダービーにふさわしい夕空の下で幕は切って落とされた>

やりました。新潟破って勝点3ゲット!大宮三勝で万歳三唱

昨日、出かける前に一風呂浴びたら、気分も良くなり、スーパーで買ってきたカツオ(勝つお)の刺身でビールを呑む。験をかついだつもり。(呑みたかっただけだろ、とおっしゃるな)

伊勢丹で友人と待ち合わせて駒場行きのバスに乗るが、いつもより混んでいる。「大宮も人気が出てきた」と喜ぶが、道路も混んでいてなかなか着かない。それにしても、大宮在住のサポが駒場まで行かにゃあかんのは面白くない。家から歩いて行ける「大宮スタジアム」の完成が待ち遠しい。

ようやく着いたスタジアムではホーム観客動員100万人記念日ということもあり、開始前から盛り上がっている。カテ3の上の方に座って観戦。試合は19時、薄暮の中で始まった。オレンジダービーに相応しく西の空もオレンジ色に染まっていた。

試合は終始大宮が押し気味。前半の終わりごろに、新潟がレッドカードで一人退場。これでさらに勢いづいたが、得点できずに前半終了。後半も大宮が押し続けるが、なかなか得点できず。それでも、まさにやっとという感じで吉原が決めてくれた。スタジアムは歓喜の嵐。その興奮が醒めない、数分後になんとあっけなく同点にされる。なんだよまた引き分けかよ、と不安がよぎるが、今日のロバートは積極的。残り10分ぐらいで若林を投入し、攻めの姿勢を見せる。これが当たって見事勝ち越し点を若林がヘッドで叩き込む。

再び歓喜の嵐。

いい試合でした。今日はやってくれると思っていましたよ。よかったよかった。これで帰りに勝利の美酒が呑める。負けたら「うどん食って寝る」だけだったからね。
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天気が変?気分も変。

2007年06月16日 | 日々の記録


入梅宣言した途端に晴れが続く。さすがに日中は蒸すが、朝晩はすがすがしい。少し寒いくらいだ。昨日は朝から会議尽くめでしかも、夜には会食が入っていたので、朝のうちにブログ記事を投稿した。この作戦は正解であった。夜は会議が終わってすぐ会食。二次会に突入して帰ってきたのは午前一時ごろ。例によってあまりよく覚えていないのだが・・・。たぶん、大宮駅発0:40の最終深夜バスに途中の停留所で乗って帰って来た、はず。

6時頃から呑みだし、12時過ぎまで呑んでいればさすがに効きますな。おかげで二日酔い。朝から気分がよくない。

昨日の時点では、「午前中はサイクリングで汗を流して風呂にでも入ってから、蕎麦屋でビールでも呑んで、夕方は駒場でアルディージャを応援しよう!」というスケジュールを立てていたのだが、自転車で出かける気力なし。呑む気もしない。応援だけは絶対行くぞ。今日は19時ゲーム開始なので、終わりは21時頃、勝てば大宮あたりで勝利の美酒。負けたらうどん食って寝る。というルールにする。

とりあえず、出かける前に風呂にでも入るか。
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