萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

準決勝進出ならず

2007年04月30日 | 野球

<小生、本日も先発投手、6番で出場。表の攻撃が「味方」、裏が「テキ」の攻撃>


ベスト8ともなると、さすがに相手もそつがない。チーム力はほぼ互角とみた。主力の4番打者を欠いた分、我がチームが劣ったか。(28日に予防線を張っておいてよかった)しかし、相手の方が声は出ていた。試合に対する粘り強さは向こうが勝っていたかもしれない。

2-5のスコアであったが、6回表までは2-3という接戦。一回表いきなりノーアウト2、3塁の大チャンスに我がクリーンアップは凡退。零点に終わる。これで相手を勢いづかせてしまった。初回に1本出ていれば、この試合の展開は大きく違ったものになっていたはず。

抑えねばならない1回裏、カーブの切れが甘く、2本の長打で二失点。2回裏はショートのエラーからさらに1点を取られてしまう。このまま、リードを重ねられると大量差になってしまうところであったが、3回からは頼みのカーブも決まりだし、本来のピッチングができるようになった。

3~5回は0点に抑える。この間、攻撃陣も相手のミスや四死球でチャンスを作るも1本がでず、3点差をひっくり返すことは出来なかった。

6回表。相手のミスと小生の上司T.Kのエンタイトルツーベースなどで無死満塁のビッグチャンスをつくる。が、結局、パスボールの間にホームインした小生の1点のみで切り抜けられてしまう。

そして6回裏。表の攻撃でホームまで走ったのが効いたのか、微妙に制球力が乱れ、エラーも絡んで2失点を喫してしまう。そのまま7回表を押さえられゲームセット。

1回表と6回表の決定的チャンスに1点しか得点できなかったのが敗因と思う。結局この試合は8残塁。今日に限れば痛いところでのエラーもあったし、やらんでいい点が2点はあった。取れる点は少なくとも3~4点はあったと考えると、5-3か6-3というスコアで勝っていたかもしれない。

それだけ惜しい試合では合ったが、最後は声が出ていたチームに勝利の女神は微笑んだような気がする。この辺はこれからの改善点だ。また、ゲームの進め方ももっと研究する必要がある。何せ草野球は7イニングしかない。1点、1点をいかにもぎ取っていくかにかかっている。

当然ながら、守備力はもっとアップしなければならない。捕球した後の送球や、こまかいバックアップなどまだまだ課題は山ほどある。

投手もやはり小生一人というのは辛い。若手エースの早期回復、押さえ投手の育成なども不可欠だ。負けてはしまったが、課題が浮き彫りにされた試合であった。この秋の大会に向けてどこまで改善できるか。楽しみである。

小生個人の課題は、まずもっとスタミナをつける事。6回裏の2失点は表の攻撃で走ったとはいえ、明らかにスタミナ不足。「歩く」だけでは補えない部分がある。ジョギングや自転車でキチンと鍛えなければならない。「挫折多き日々」などといって甘えている場合ではないようだ。

投げる方では「カーブ」「シュート」のコントロールとキレの向上。これはピッチング練習をしなければ克服できない。日常では無理なので、練習日に積極的にやるしかない。

打つ方は振りが鈍い。もっと素振りをしなければならない。これは、夕方、会社のスミッコでやる以外はなさそうだ。トレーニングバットをロッカーに忍ばせているし、やれる場所も見つけてある。後は「やる気」だけだ。


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春は終わった(速報)

2007年04月29日 | 野球
2対5で負けました。いい試合だったと小生は思う。今はやけ酒を呑んでる。明日にでも分析します。

携帯から速報です。
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松井VS松坂

2007年04月28日 | 野球


本日の午前中は何といってもヤンキースタジアムで行なわれるヤンキース対レッドソックス戦。ただでさえ伝統の一戦で盛り上がるのに、今日は松井対松坂の初対戦も観られる。日本人MLBファンにとっては見逃せない一戦である。

昨夜、大宮駅周辺で呑んでいた小生の友人ドラゴン氏は世田谷の実家に帰らず、(昨晩何処に泊まったかは詮索せぬが・・・)今朝8時に小生の家に現われ上記の一戦を観戦にきた。

実は小生、本日は出勤日ではあったのだが幸い他に所用もあり、結局、社には午後から出勤することにした。

これで晴れて(?)松井対松坂を観戦できることになった。午後から出勤なのでビールを呑みながら、見れないのが難点であったが、ドラゴン氏の買ってきたパンとコーヒーで観戦した。

結果はセンターフライ2、四球1で松坂が松井を抑えた形にはなった。が、4回裏松井が粘って四球を選んだ時は無死満塁。松坂はこのピンチに4失点してしまうのだが、なんとか、4点で切り抜けたことが大きい。あの展開ではもっと点が入ってもおかしくはなかった。大崩れしなかったことが、中盤から後半にかけての逆転、大量リードに繋がった。

終わってみれば11-4でレッドソックスの圧勝。松坂は3勝目をあげ、レッドソックスは東部地区首位をキープ。ヤンキースは7連敗で最下位。ヤンキースの不調は気になるが、まだ始まったばかり。何とかしてくれるだろう。

今日のところは松坂の3勝目に乾杯か。松坂は奪三振38でこれはMLB全体でも2位の数字。1位はツインズのサンタナの39だから、立派な成績だ。WBCの初代MVPは伊達ではない。

夕方、行なわれたJ1大宮対甲府は仕事中、ネットで速報を盗み見しながらの観戦。最初見た時は0-1で「なんだよ~」と思っていたが、次に見たら1-1「いいぞ、いいぞ、その調子」。そこで打合せの召集が入る。会議室から出てきて覗いたら、1-2。

絶句(゜o゜)・・・・


明日は小生所属の野球チームの準々決勝。相手は強豪。今までのようには行かないようだ。それに加え4番でキャッチャーの大黒柱A.Kが家族サービス優先で出場辞退。(アメリカの選手みたいな奴だ)

わがチームにも暗雲が立ち込めている。(と、予防線を張っておこう)
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緑の国

2007年04月27日 | 散歩

<公園内の圧倒的な緑>



<楓の天井>

その昔、3ヶ月間自転車の旅で滞在していたインドから日本に帰ってきて、強く思った。

なんて、緑の美しい国なんだ、と。

5月の連休に戻ってきて、2週間後に信州に行った時の感想である。緑の少ない、あっても埃っぽい緑しかないインドと初夏の信州の圧倒的な緑。比較されるインドの方が気の毒ではあるが、その後、台湾、中国、韓国、タイ、イタリア、アムステルダム、ニューヨークと滞在こそ短いが小生の観た諸外国と比べても、日本ほど「緑の美しい国」はない。

緑の“多さ”と“繊細さ”が他国のそれと決定的に違うのだ。

最近、散歩をするようになって改めて思うようになった。特にこの新緑の季節は格別な趣がある。

日本では雑草などは取っても取っても生えてくる。夏場に庭の手入れをしないととんでもないことになる。それだけ土壌が豊かなのである。

恵まれた自然とそれを美しいと感じる感性。このあたりに日本人のふるさとがあるような気がする。ここがないがしろにされたり、失われたりすると、寛容のない殺伐とした社会になる。

「美しい日本」を標榜する首相はご多忙であろうが、一日の内の30分を散歩に費やしたらどうか。列島改造などで国土を破壊せず、草木を愛でる心を持つ人間を増やそう、という気になりますよ。きっと。



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カルガモの子を発見!

2007年04月26日 | 散歩

<新緑がみごと>

久々にいい天気。こんな日は散歩にも力が入る。満員電車には相変わらず慣れないが、散歩できると思うと、通勤も苦ではない。特にこんな陽気の時はいい。

いつもの池の畔は雨上がりの晴天を反映し新緑がまぶしい。歩いていて、少し汗ばむ。子カイツブリは成鳥になってしまったのか、何者かに食われてしまったのか分からなくなってしまったが、代わりにカルガモの子等を発見した。4羽いた。エサでもあるのか、なにやら必死に、濁った浅瀬の水面をつついていた。


<けなげだよな~。>

夕方は雷が鳴る。こうして段々春から夏になっていくのか。
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山形市内散歩

2007年04月25日 | 散歩


昨晩は山形駅のそばの割烹で御当地料理を味わう。中でも牛肉と山菜の味噌仕立ての鍋は美味であった。つい呑み過ぎた。それでもなんとか起き出し、今朝は山形駅の周辺を75分ほど散歩する。特に行きたい所は無かったが、観光地図を見ている内に「萬」の字に興味がそそり、千歳山萬松寺という所に足を向ける。

山形大学の付属幼稚園、小学校、中学校が並ぶ脇を通って、千歳山の麓に行くだけで時間をとられる。これといった案内もないので萬松寺を捜すのにさらに時間を費やす。あまり、じっくりと見学することはできなかったが、桜がまだまだ見ごろ。

許されるなら一杯やりたいところであったが、下の写真の碑に打ち消される。「葷酒、山門ニ入ルヲ許サズ」と読む。「葷酒(クンシュ)」とはニラやネギなどの香りのつよい野菜と酒の意。幸い早朝散歩で、そういうものを持参してはいないが、酒臭い身ではある。参拝しては行けなかったのかも。
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庄内出張

2007年04月24日 | 日々の記録


今日は社用で庄内へ飛ぶ。羽田7:20発のANAである。東京地方は曇っていたが、日本海側に抜ける頃から見晴らしはよくなる。上の写真は機内から撮った飯豊連峰(だと思う)。まだまだ、雪はある。山スキーには絶好の季節であるが、来週も野球だ。勤め人の少ない休日ではあれもこれもはできん。

機は一度日本海に抜けてから旋回し、庄内平野を挟むようにして居並ぶ「月山」と「鳥海山」を窓際の乗客に堪能させてから(だと思う)着陸。庄内空港には8:20分には着いた。なんという便利さだ。

クルマで鶴岡市から酒田市へ移動の途中、菜の花が見事に咲いていた。こちらは桜もまだまだ見ごろである。赤川や最上川の堤の上には満開の桜並木があり、思わず降りて散歩したくなるが、社の人間も一緒なので涙を飲んで見送る。首都圏地域より、3~4週間は遅い「春」である。


<菜の花畑と鳥海山。右上にカラス。>
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二回戦突破!

2007年04月23日 | 野球


いや~。また勝ってしまいました。

小生は投手、6番で出場。再三ピンチはあったものの、味方の好守備にも助けられ、なんとか6イニングを無失点に抑えられた。打つ方は2四死球を選んで1得点をあげたが、チャンスに三振を喫するなど、もうひとつであった。

しかしながら、相手投手の乱調もあり、コツコツと得点を重ね7点をあげて6回で7-0のコールド勝ち。先々週の一回戦が9-0で5回コールド。二試合連続コールド勝ちで無失点。いつから、こんなに強くなったのか、と言いたい。

勝因はいくつかあるが、今大会はまずクジ運が良かったな。市営球場でやれたことも含め、そんなに強くないブロックを引き当てたのが大きい。来週あたるところは強いらしいので、クジの幸運はここまでのようだ。

まじめな話、前回の勝因でも書いたが、若返りによる守備力の向上が大きい。小生のような「打たせて取るタイプ」の老練投手には確実な守備力が不可欠、というよりは絶対条件である。これが無ければ成り立たない。

打ち取ったと思った打球をエラーにされるとカウンターパンチを食らったように効く。味方はガックリ、敵は大喜びで勢いがついてしまう。倍の効果というよりジョーの放つトリプルクロスカウンターのように致命的な一打となることすらある。

また、エラーをした選手をいたわろうとして、ピッチングに力みが出てリズムを狂わすこともある。こうなると四球を出したり、球に切れがなくなり痛打されやすくなる。これはMLBでもプロ野球でも、河川敷で行なう草野球でも同じだ。野球というスポーツの宿命である。

エラーは一回戦で1つ。二回戦では2つ。これは草野球では極端に少ないほうだ。これが投手のリズムを作り、試合の流れをいい方に向ける。いままで分かっていたことであったが、なかなか実現できなかった。このまま守備力が維持できれば、相手が少々強くてもいい試合はできる。

次週の対戦相手は走・攻・守整っていると聞く。このチームに競り勝てればホンモノだ。我がチームの真価は来週の試合にかかっているのだ。








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二回戦突破!携帯から速報

2007年04月22日 | 野球
我チーム勝利せり!七対0で六回コールド勝ち。とりあえず、ご報告まで。
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大宮アルディージャ、猛進ならず

2007年04月22日 | 大宮アルディージャ&サッカー


行って来ました、フクアリ。今季初めての観戦はアウェイの競技場からとなった。

前日から、不吉な予兆はあった。

会社の帰りに最近見つけた居酒屋によった。主人は山形の酒田市出身で刺身も酒も結構いける。ここで巨人対阪神戦のラジオを流していた。主人も巨人ファン。店には長島の選手時代の白黒のパネルが燦然と輝いている。今年は大丈夫ですかねえ。などと会話を交わしている内に延長12回表に巨人が3点奪って4-1とした。

小生と主人がニンマリしたのは言うまでもない。ところが、である。3点差を守護神であるべきの豊田が守れず、サヨナラを食らう。しかも、プロ入り7年間で7打数0安打の名も知れぬ選手にサヨナラ打を打たれたのだ。

もうひとつの不吉な予兆は、フクアリに出かける前にTV観戦していたヤンキース戦。Aロッドの二本の本塁打で勝ち越して、守護神リベラが出たのにこちらも逆転負けを喫す。

昨晩から贔屓のチームが逆転負けを喫しているのだ。嫌な予感をもってフクアリに出かけた。だが、フクアリでの戦いは大宮がリードする展開ではなく、前半から一方的に攻められ、後半多少はチャンスは作ったものの、結局1-0で負けてしまう。見ていて勝てそうな気がしなかった試合であった。先週の名古屋戦に続いて連勝を期待していたのだが・・・。「猛進 大宮」の黒い大旗の通りにはいかなかった。



今日は午後から、小生所属の野球チームの公式戦がある。ここ二三日の贔屓チームの敗戦を気にせず、頑張る所存。野球の神様「一球入魂」の掛け軸にお祈りして出陣だ。

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インドを走る! 第6話 トラブル その1

2007年04月21日 | 自転車の旅「インドを走る!」

 
 三月八日早朝、アグラを発つ。
人口約60万の古都アグラの朝は市場の買い物客や仕事に行く人たちでごった返している。喧騒たる雑踏に柔らかな朝陽が射し、人々の一日が始まり、我々の旅も始まる。不透明な青緑をしたジャムナ河にかかる橋を渡ると、対岸のほとりにうす紅色に染まったタージマハールが見える。実に見事だ。

 アグラを抜けると、また飛行場の滑走路のような真直ぐな道がひたすら飽きる事も無く伸びている。暑さに疲れて木陰で涼を取れば、すぐに人垣で風を止められる。少々機嫌を損ねながら走り出すと、今度はサイケレ(「自転車」の意)集団が々を追ってきて「ヘーイ!ジャパニサイケレ!」と楽しそうに陽気な声で叫ぶ。

 彼らに悪気は無いのだろうが、一緒に並ばれてヒンディ語でいろいろ話されると非常に走りづらい。我々にヒンディ語がわかる筈はないではないか。

 丁度、村落が見えたので、休んでチャイ(紅茶)でも飲もうということになり、チャイ屋を探そうとして「チャイ、チャイ!」と三人で叫んでいると、ものの一分もしないうちに村人に囲まれる。身動きができなくて困っていると、その村の名士らしき人が英語で話かけてきて、この村にはチャイ屋はないので我が家で休んでいけという。自転車の見張りとして召使を一人立ててくれる。

 チャイの他にチャパティやカレーも出て、それをいただきながら話をすると、この村に日本人が来たのはあなた方が最初であるという。村人たちが珍しがって集まってくるのも道理である。

 車や汽車の旅の場合は目的地までの土地を車中からのぞく程度にしか観ることができないが、自転車の旅というのは、目的地に行くまでの土地をも肌で味わえるという利点がある。車や汽車の旅では当然見逃されてしまう村でもひょいと入り込んで「この村に来た最初の日本人である。」などと、コロンブスよろしく国旗を村の入り口にでも立てたくなるような
ことを言われるのである。

 エトヴァーという町の少し手前でのことである。M君の自転車と接触し、縺れ合っているうちに溝へドスン!あえなく前輪のリムがひん曲がる。M君が最寄の村へサイケレ屋さんを捜しに行っている間、タイヤとチューブを外してホイールを見ると悲しいまでに歪んでいる。

 あきらめねばならぬか。

と思った時、泣きたい様な切なさを感じた。途方にくれているとM君がサイケレ屋さんを連れてきてくれた。実直そうなそのサイケレ屋さんは我々や大勢のインド人のやじ馬たちが見守る中、足を使って大体の歪みを取り、そのあとニップル回しで調整し、見事に修復してのけたのである。

 金を払おうとすると金はいらないと言い、どうしても受け取らないので私の三色ボールペンを渡した。その後このホイールで千数百キロを走ったのであるが、スポークが1度折れただけであるから、サイケレ屋さんの技術というのは大したものである。私はそのサイケレ屋さんに最敬礼したい気持ちであった。

 その晩はエトヴァーに泊まったが、翌朝起きると腹の調子がどうも良くない。下痢である。「インドを旅行するものは下痢と発熱は避けられない」とガイドブックには書いてあったが、私の場合、身体のトラブルはこの二週間あまり皆無であった。E・M両君は、頭痛がするの下痢だのと云っては日本から持ってきた薬を飲んでいたが、私の薬入れは、フロントバッグの底で静かに眠っていたのである。

 ところが、この朝起きてみると下痢である。幸いE君もここ数日来の下痢でバテ気味であるので、この日は予定外の休息日にすることにした。私は元来、薬というものが嫌いで、ちょっとした風邪や下痢ぐらいでは飲まないことにしている。そこで「下痢には絶食と大量のお湯を飲むのが一番良い」とのガイドブックの教えに従い、休息日の一日を過ごすことにした。

 翌朝、起きてみると調子が良い。E君も大丈夫だというので出発する。オウレリアまでの70キロの行程である。エトヴァーを出たのが正午過ぎ。一番暑い時期に絶食の身で走るのは非常に辛いが、なんとかビスケットやカンパンでその日は走りきる。

 その晩はオウレリアのレストハウスに泊まる。胃の方が少し良かったのでカレーを食べる。これがどうも良くなかったらしい。この夜は腹痛と蚊の猛攻の為、ほとんど眠れなかった。

 明けて三月十一日の朝、体調すこぶる悪し。胃が痛く、微熱を伴い、走る気が全然しない。しかし、休んでばかりも居られないので、「ビスケットでもかじりながら行けばなんとかなるダロ。」と安易に照りつける太陽の下に飛び出した。

 これが良くなかった。

                          つづく


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躑躅

2007年04月20日 | 散歩


「ツツジ」を漢字で書くと「躑躅」となる。難しい字だねぇ。書ける人いるのかな。漢和辞典を引くと「躑」はテキと読み、短い距離を進むという意。「躅」はチョクと読み、じっと立ち止まる意、だそうだ。熟語では「躑躅」と書いて「テキチョク」と読み「行っては止まる、ためらう」「二、三歩あるいては止まる」という意味になる。

咲き誇るツツジのあまりの美しさに、二、三歩行っては立ち止まって見入ってしまう、ことからこの熟語を当てたのだろうか。確かに上の写真を撮った時は、一旦「ツツジ」の前を通り過ぎてから、やっぱり撮っておくかと立ち止まってから撮影した。思えばあの瞬間に「ツツジ」は「躑躅」になっていたのだ。

ホンマかいな。

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選挙に行こう!

2007年04月19日 | 日々の記録


今、都内では22日の統一地方選挙の為に、賑やかな告示版をよく眼にする。区議会選ともなると、さすがに候補者が多い。写真を見る限り若い人が多いようだ。駅前では候補者が小生のような選挙区外の人間にも愛想を振りまく。もちろん、向こうは小生の素性をしらないのであるから、やむをえないが、言われる方は結構面映い。

「選挙」というと選挙率の低下がよく言われるが、実態はどうなのだろうか。この前のさいたま市議会の選挙率は50%前後であったようだ。調べてみると、小生の生まれた50年前ぐらいは70%は越えていた。小生が選挙権を得た30年前ぐらいでは60数パーセント。平成に入って、バブルが崩壊したあたりから50%台に突入したようだ。率の低下に伴って、首相になる人の人品骨柄が軽くなっているような気もする。


ネットで調べると以下のようなコメントがあった。ここでは真実を言っているように思えるので掲載する。

********************************

もし私の友達だけが投票するなら、私は立候補して私だけ当選して独裁者になって、国の予算で友達に大きな家をプレゼントしましょう。その予算は国民全部から集めます。投票しない人は税金を取られるだけ。

選挙率が低いということはこういうことです。

現在の与党と与党に群がって甘い汁を吸う一部の有権者も同じこと。彼ら以外の有権者が投票しないほうが、彼らにとって都合がいい。

国民を政治に白けさせて政治無関心層にさせようとする集団も、彼らの仲間です。
以前、自民党の森首相は「有権者は寝ていてくれた方がいい」と発言しました。

自由党の小沢一郎は2002年の参統一補選の結果について「あと5%投票率が上がったら、全部勝てたのではないか」と述 べ、低投票率が野党側の補選敗北の原因と発言しました。  

つまり、棄権や白票は与党を助けることになります。棄権や白票は政治家全てに平等に抗議するものではありません。

日本は政治家が不正をすると投票率が下がります。日本人は政治家に絶望して期待しなくなると選挙に行きません。日本人はなんでそうなのでしょうか。そういう洗脳を受けているからです。

・日本の国民は立派だが政治家は低レベル。無能でいつも右往左往しているだけ。
・政治は茶番だ。どの政治家を選んでも無能で何も変わらない。
・政治家が悪いから国民の政治離れが起きる。投票率が下がる。
・投票率が低いのは政治家の責任だ。政治家が変わらなければならない。
・選挙に行かないことが政治家への抗議である。

いつも聞いているセリフですね。どうですか。 選挙を棄権することはとても知的で立派な抗議行動に思えてきたでしょう。日本人はこういう洗脳を受けているから、政治家が不正をすると投票率が下がります。

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また、他のネット記事で「スウェーデンでは選挙率が高く、税金の無駄遣いをさせていないので、幸せな生活を営んでいる」という例もあったので以下紹介する。

 
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スウェーデンでは税率が非常に高い、これは事実です。 では彼らは高額な税金にひーこら言いながらやっとこ生活しているのだろうか?

どうやらそう ではないらしい。日本のようにサービス残業で会社に人生を捧げるでもなく、職住近接が達成されているため 長い通勤時間に悩まされるでもなく、ウサギ小屋などと揶揄される住宅に住むこともない。そして夏には最長2ヶ月の長期休暇を湖畔のセカンドハウスでのんびり過ごす。なんとビックリ、これが一部の大金持ちの生活ではなく、一般的なサラリーマンの生活なのです!

 「なんで普通のサラリーマンが給料から税金払ってそんな優雅な生活送れんじゃい!」と思 うのも当然ですが、実はその答えは簡単です。

税金がちゃんと国民のために使われているからなんです。

では何で日本ではそうならないのか?

税金が安いからじゃなくて、みなさんご存知のとおり税金がちゃんと使われてないからですね。

じゃ、なんでスウェーデンではちゃんと税金が使われているのでしょう? みんなのためにならない税金の使い方をするような政治家は許さないのです。

スウェーデンでは国政選挙の投票率は80%を超える。

スウェーデンでは情報公開制度も整っており、これだけの国民の目が見つめる中では政治家も勝手なことはで きない。 また選挙制度は一院制の比例代表であるため、単なる権力や人気だけでは当選できない。政策が重要なのである。

どこかの国とはズイブン違いますね…。  

自分たちの納めた税金がちゃんと使われているか国民が監視してるんです。

「政治に無関心な国民は愚かな政治家に支配される」古代ギリシャの格言だそうです…。  

(参考文献:竹崎孜著「スウェーデンはなぜ生活大国になれたのか」)

たとえ搾取される税金が多くても、それが正しく使われるなら暮らし良くなるかもしれません。しかし国家予算は、選挙に参加して政治パワーを持つ有権者に対して多く使われます。選挙に参加せず、意見を言わないグループ(若者など)のために国家予算が使われることはありません。

********************************

みんな、選挙に行こう!




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新緑

2007年04月18日 | 散歩


昨晩、呑み屋に入ってTVを見ると米国バージニア州で起きた銃乱射事件を報道していた。陰惨な事件だが、銃を自由に持てる国だからああいう事件が起きるのだ、と思って酒を呑んでいると、「長崎市長撃たれる」の報が飛び込む。おいおい、日本でも簡単に銃を手に出来るのかネ。

今朝もいつもの公園を散策してから、出勤。カイツブリが二羽、池の向こう側を泳いでいる。一羽は小さく見えるのだが、子カイツブリかどうかは確認できなかった。やはり、双眼鏡がいるな。

このごろ、家を出る時に確実に持ってるかを確認する持ち物が増えた。時計と手帳、愛用のボールペン、携帯電話、定期などは前からであるが、これに歩数計とデジカメが加わった。

歩数計はこれを忘れると歩きたくなくなるぐらいであるから、絶対つけて出る。野球の試合中もつけているぐらいだ。デジカメはブログを書くようになってからは常に持って家を出ている。今度は双眼鏡も必携品となるのか。それらを効率よく収納できるバッグでも買うか。

今朝は新緑の楓が青々としていたので撮ってきた。紅葉の時期も見事だろうが、新緑の時期もいいもんだ。散歩を始めるようになって、草木や鳥などの「自然」に対して敏感になってきた。ブログネタを探しているからかもしれないが、いずれにしろ悪い事ではない。バージニアの犯人も長崎の犯人ももう少し自然にふれあっていれば良かったのに、と思ってしまう。

今日は池の畔のパン屋さんで昼飯用にパンを買ってきたのだが、これが結構うまかった。懐かしい味だ。今は無き、自宅の近所にあったパン屋さんの味に似ている。

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寒いですナ

2007年04月17日 | 日々の記録


1~2月は暖冬で「やれ温暖化現象だ」、「それ島が沈むぞ」などと大騒ぎしていたような気がするが、3月からこっち、寒い日も結構ある。特に昨日今日と予報をみると明日も気温は低そうだ。寒冷化現象で土地が増えたりして。

おかげで、クリーニングに出そうと思っていたコートや手袋などを引っ張りだす。街を歩く人の格好をみると、コートを着ずに寒そうに歩く人が結構多い。急な気温変化に習慣がついていけないようだ。
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