<ビジネスホテルのTVでPK戦を観る>
昨晩は仙台生活最後の夜とW杯決勝トーナメント「日本vsパラグアイ」の試合が重なったので、小生にとっては記念すべき夜であるとともに、忙しい夜でもあった。仙台最後の夜、ということで仙台の繁華街国分町の行きつけの店に挨拶周りと称して、3軒ハシゴした。
19時から呑み始め、23時には終えて、ビジネスホテルに戻って試合観戦する、というスケジュールだ。酔い過ぎないために、「ウコンの力」も呑んだ。だが、一軒目の美味しい料理と冷酒で、かなり足元を崩され、二軒目で酔いは絶頂となり、三軒目ではかなり我慢したのだが、結局寝てしまった。
後半に入る前に起こされ、なんとか、ビジネスホテルに駆け込み、テレビ観戦はできた。幸いまだ0-0だった。酔眼で観ているうちに試合は延長戦に入り、PK戦となった。結局、駒野が外し、3-5で敗れてしまった。
PK戦ってのは残酷ですナ。本戦90分、延長戦30分、あわせて120分戦って決着が着かなかったら、5本づつのシュートで勝敗を決めるというあっけなさは、4年間も準備してきた選手達に失礼ではないかと思ってしまう。野球だったら、当然再試合の筈だ。
落語家の小三治師匠がまくらで、言っていたことがある。
「サッカーは二時間も戦って、あの大きな枠にボールを入れることが出来ずに、最後はPKで決着をつけるんですね。結局、彼等はワールドカップ代表なんぞといってますが、ヘタクソなんですな。二時間見ているのがばかばかしい。初めからPKでやりゃあいいんですよ。」
ジャンケンやくじ引きよりマシかもしれないが、“PKを外した選手”を作らないだけ、むしろ、クジのがまだいいかもしれない。それが、ドラマなんだといえばそうなんだろうが・・・。
ともかくも、日本代表はよく頑張った。いい試合だったし、久々に若者達のひたむきさを目の当りにした気がする。青年ってのはやっぱりいいなぁとつくづく本田や川島の目を見て思ったのだった。