5日は社用で長野駅前のホテルに泊る。3月に長野に泊った折にも、善光寺散歩を実施したが、今回も6時に起きて、善光寺参りをしてきた。小林一茶の出身が信州のためか、お寺に行くまでの歩道や善光寺裏の城山公園などに彼の句碑がある。
春風や 牛に引かれて 善光寺
開帳に逢ふや 雀も親子連
などの句が刻まれている。
7時前に着く。3月の時もそうであったが、山門は修復工事中で見られないので、迫力のある仁王門をカメラに収める。調べると、この仁王門は1891年に火災で焼失。その後、1918年(大正7)に再建され、仁王像は高村光雲とその弟子が彫った傑作だそうだ。迫力ある憤怒の形相が印象的である。
本堂に行って、お賽銭を百円入れて、日々安穏に過ごさせて戴いていることへのお礼と、これからもよろしくという願をかける。
仲見世通りを戻るとツバメのまだ幼鳥に近いのが軒下に一羽いた。巣から落ちて迷子になったのだろうか。近寄っても逃げない所をみると、余程人間に馴れているのか、飛べないのか。あるいは具合が悪いのかもしれない。かまっている暇はないので心残りではあるが通り過ぎる。
雛ツバメ 負けるな 萬蔵ここにあり
というところか。