萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

高齢化社会を考える

2007年06月29日 | 日々の記録

<雄大な岩手山。今度は登りに来るぞ!>

先日、社用で秋田市から能代、大館、盛岡という辺りを回ってきた。こちらも空梅雨らしくこの日も晴れていた。北国といえども暑かったが、関東と比べるとまだ山々には新緑が残っており、アジサイもつぼみだ。2~3週間は季節にズレがある。

地方に来ていつも感じるのだが、日中、外を歩いたり、自転車に乗ったりしている人の9割は老人である。杖をついてやっと歩いている人もいる。炎天下の中を気の毒にと思ってしまう。老人以外の世代が居ないわけではない。他の世代はみな冷房の効いたクルマで移動しているのだ。運転できる子供や孫が身近にいない老人が歩いていたり、自転車に乗って用を足しているのだろう。クルマはどんな地方に行っても、よく走っている。狭い路でも威張って飛ばしている。日本はいつの間にか完全なクルマ社会になってしまった。

地方の消費行動も郊外の大規模量販店にクルマで行くのが主流だ。したがって、従来の商店街ではシャッターを閉めている店舗が目立つ。老人達が歩きや自転車で行ける店がどんどん潰れているのだ。

日本の少子高齢化は確実な現象であり、その対策を政府はどう考えているのだろうか。老人に支払われるべき、年金管理はいいかげん、老人介護を食い物にする極悪人は野放し。いまの政府をみていると悪くなることは容易に想像できるが、とても改善するとは思えない。小生が老人と言われる時代にはどうなっているのだろうか。

凶暴な若者たちに邪魔者扱いされて、ジジイ狩りの餌食にされるのであろうか。将来のために逃げ足を鍛え、空手でも習っておくか。いや、それだけでは心配だ。猟銃所持の免許も取って置くべきだろう。悲しいが、殺伐とした世の中が待っていそうだ。
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