萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

呑み処徘徊  第十五回  「ねんじり亭」

2008年09月30日 | 呑み処徘徊


今月の初め「大人の休日倶楽部会員パス」を利用して、魚津の居酒屋に行ったことを書いたが、今日はその店を紹介する。店はJR魚津駅から歩いて3~4分の所にある。大きめな看板がかかっているので見つけ易いが、玄関は暖簾がかかっているわけではなく、普通の住宅の佇まい。ちょっと入るのに勇気がいるが、魚津まで来て引返すわけにはいかない。

意を決してドアを押すと、開いた。(当たり前か)中は照明を抑えた落ち着いた暗さ。そこにジャズが流れ、都会的なセンス。まるでショットバーのような雰囲気だ。入ってしまえば居心地のいい空間が待っていた。カウンターに座って、生ビールをたのむ。ツキダシは10種類ぐらいから、お好みの2種類を選ぶシステム。小生は迷ったあげく、「筋子」と「しめじの佃煮」をいただいた。

主人は若作りであるが、話している内に小生と同い年、ということが分かった。手伝いの娘さんもまだ若い。ガイド本のオススメ、刺身盛合わせを注文して。酒に切り替える。日本酒はまずは富山の満寿泉(ますいずみ)の大吟醸をいただく。土地の肴は土地の酒でいただくのが基本だ、ということで頼んで見た。

刺身はすべて魚津港であがったものだというので、それならば、ということで魚津の酒 北洋の大吟醸もいただく。地のもの同士がどう旨いのかを表現できる味覚力も筆力もないのが残念だが、確かに合う。と思う。

すすめられたままに「げんげの塩焼き」をもらうが、これは深海魚でくにゃくにゃした魚で、小生にはそんなに美味しいものではなかった。酒はこの後も手取川大吟醸(石川)、勝駒生酒(高岡)など、北陸地方の酒をいただいた。

途中、老紳士が東京からだろうか、娘さんにおみやげを持って入ってきた。常連客のようである。その紳士が言っていた。

「黒部川にしろ、神通川にしろ、この辺りの川は立山の大山塊から、一挙に富山湾に注いでいる。急流というのは勿体無い感じがするが、その分、清潔でいいなぁ。」

と。なるほど、こういう天然を持つ土地というのは恵まれているのかもしれない。水も魚も美味しいはずだ。それを証明するかのように魚津駅前にはこんな碑が建っていた。


<中ほどに「長生きしたけりゃ 魚津においで うまい空気に水がある」と書いてある>

参考文献:「太田和彦の居酒屋味酒覧」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日の丸飛行隊

2008年09月29日 | 日々の記録

<この三羽を カサヤ、コンノ、アオチ と名付けた>

この前、松島に行った時に船の上からウミネコを撮っていたのだが、船尾の日章旗に近づく三羽のウミネコがいい感じで撮れた。名付けて、

「日の丸飛行隊」

この名は、あの札幌の冬季オリンピックのジャンプで日本が金銀銅を獲得。表彰台独占の快挙をとげたことから、日本ジャンプ陣の愛称となった。

札幌オリンピック当時、小生は中学二年であったが「笠谷、金野、青地」の表彰台独占の誇らしく、輝かしい光景は、トワエモアの大会テーマ曲「虹と雪のバラード」とともによく覚えている。

日本ジャンプ陣は、以後低迷が続いたが、長野オリンピックでは舟木や原田の活躍で、メダルラッシュ。「日の丸飛行隊」が復活した観があったが、ルール改定などにより、また暗黒時代に突入している。

2010年のバンクーバー大会には再復活を期待したい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中途半端な日曜日

2008年09月28日 | 日々の記録

<飛行機から観た夕日>

今日は野球の試合の予定であったが、グランドの使用の関係で延期。他の予定を立てていなかったので、早めに仙台に戻ろうと思っていたら、東北新幹線が信号故障で見通しが立たないと言うニュース。しかたないので、今日帰るのをやめ明日朝一で仙台に行くことにした。結局、中途半端な日曜日になってしまった。

午前中、洗濯して昼飯に馴染みの蕎麦屋に久々に行き、「そばがきの揚げ出し」「出汁巻き玉子」で熱燗を呑み、仕上げに「せいろ」でしめた。帰りはスラックスやジャケットなどの衣服、夜の食料を買って帰った。また、ノートパソコンや衣料、書籍などを段ボールに詰めて、コンビニから仙台に送った。明日着で送料1060円也。便利な世の中だ。

夜はこれから、巨人VS中日戦をJスポーツで見るつもり。仙台にはテレビすら無いが、大宮の家ではJスポーツが観られる。買って来た、牛ヒレ肉とラムスティックをグリルで焼いて、ワインを呑みながらTV観戦の予定。ま、なんとか楽しそうな休日に持っていけたか。

もっとも、巨人が勝てばだが・・・。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オホーツク海~太平洋

2008年09月27日 | 日々の記録

<那珂川河口付近の太平洋。“オホーツク”よりは明るいイメージ。>

昨日、網走から大宮に戻ってきた。で、今日は社用で茨城県の海岸線をクルマで走る。昨日オホーツク、今日太平洋というわけだ。なるほど日本は四方を海で囲まれている。

大宮~土浦~水戸~ひたちなか~鹿島~銚子を回ってきた。水戸市街は広範囲にわたって電線を地下に埋めており、したがって空が広い。

鹿島の埠頭では伊勢海老や鯛が釣れるという。さすがは大神宮のお膝元と思いきや、さにあらず。火力発電所から排水される温水の為だそうだ。また、鹿島といえばアントラーズ。スタジアムの脇を通った。埼玉スタジアム同様、市街地からは随分離れた所にあった。

銚子の埠頭では土曜日とあって沢山の釣り人がいた。何が釣れるかと尋ねると鮃(ひらめ)だという。知り合いが40cmものを釣ったと言っていた。

そばにいた家族は釣った魚でバーベキューをやっていた。子供以外は皆さんビールを呑んでいた。他人事ながら、帰りは誰が運転するのか心配になる。

それにしても“自然”が近くにあるのはいいですな。昨日までの北海道にしろ、今日の太平洋沿岸にしろ、羨ましい限りでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旭川~網走~北見

2008年09月26日 | 日々の記録

<巨大なニポポが建つ。後ろはオホーツク海。>


<遠くに知床の山々が見える。冬には流氷で真っ白になるという。>

昨日は旭川を出て、遠軽、美幌、網走、常呂、を廻って北見に入った。旭川から遠軽へ抜けるのに、大雪山系の北側の北見峠ルートを使った。

天気はいいが、気温は13℃。寒い。山の景色はすっかり秋めいていて、紅葉も始まりつつある。時折、見える渓流の奥にヒグマが鮭でも獲ってやしないかと、目を凝らしたくなるような原生林が続く。実際、ヒグマは飛び出してこないが、鹿、狸、狐はよく轢かれるという。鹿とぶつかったクルマは自走出来なくなるほどの衝撃を受けるらしい。

北見峠越えのこの道には所々、高速道路が出来ている。峠もトンネルが開通している。であるから、実際には北見峠の下の「北大雪トンネル」を通って行く。“峠越え”ではなく、“峠くぐり”だ。この高速道路は現在ツギハギなので無料で走れる。全線開通すれば有料化されるらしい。便利にはなってはいるが、本当に必要な道路なのだろうか。とつい疑問に思ってしまう。従来の国道だって、十分空いているのだ。

昼飯は網走のオホーツク海に面したドライブインでとる。小生はイクラと浜カニの海鮮丼。同行のT氏は「特撰海鮮ラーメン」、H氏は「シーフードカレー」。T氏もH氏も北海道の人である。こういうところにきて、ラーメンだのカレーだのを頼むのはさすがに地元の人だと思ってしまう。

小生の海鮮丼はまあまあの平均点。ところが、T氏曰く、「俺が食べた海鮮ラーメンはうまかった。大正解だ。みんなのより絶対旨い。」と口を極めて褒める。食べ比べてみたわけではないのに、絶対の自信である。こういう性格の人は幸せな人だと思った。

浜辺にはアイヌの「ニポポ」という木彫りの像が建っている。5~6メートルはあろうか。ニポポはアイヌ語で「木の小さな子」・「人形」などの意味があり、どんな願いでもかなえて幸福をもたらしてくれると信じられ、アイヌの人々に大切にされているという。網走刑務所のお土産コーナーで以前に見たことがある。

遠く沖に目をやると知床半島の山々が薄っすらと見える。羅臼岳も見える。いつかは登らにゃあかんな。と意を決する。

この浜は二月ごろ流氷で真っ白になるという。今度は二月に来よう。そしてその時は「特撰海鮮ラーメン」を食べてやる、と思った。

能取湖を廻って、常呂経由で北見に入って、本日の仕事は終了。夜はT氏、H氏と北見の呑み屋を徘徊。いい呑み屋を見つけた。が、北見なんて滅多に来れないよなぁ。T、H両氏がうらやましく思えた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

札幌~旭川

2008年09月25日 | 日々の記録

<札幌植物園のナナカマド。もうすぐ、実も葉も真っ赤になる。>

22日の晩遅くに札幌に入り、23日は札幌を散策(呑み歩き?)して、その日の内に旭川へ移動。24日は旭川地区で仕事。本日25日は旭川から北見へ移動する。

24日の旭川は寒かった。風も強く、体感温度は首都圏では立派に初冬の寒さだ。2~3日前は半パン半袖で過ごしていた身にこの寒さは堪える。クルマで移動しつつ思うが、北海道はやはり本州とは景色が違う。道路や建築物などへの雪対策仕様という点では青森、秋田、山形、新潟地区と同じはずであるが、どこか違う。

“自然”が違うのだと思う。まず、広々している。田んぼの風景より牧草地、原野が本州の雪国より多い。樹木もどこか違う。人間の手垢がついていない自然が沢山残っている、という感じだ。その分、どこか厳しく荒々しく観えるが、神々しくもある。

人より自然が勝っているということが歴然としている。本州、特に首都圏の過密環境は時に人間が自然を支配したかのような錯覚を覚える。人は自然に対して素直に畏怖を感じることが大事ではないか。「自然に生かされている“人”」。これを忘れては人類の滅びは速い。奢れるもの久しからずや、である。


街路樹にナナカマドが植わっているのも北海道の特徴のひとつだ。北アルプスあたりでしか見たことがなかった、ナナカマドが生活空間に溶け込んでいることが不思議に思えた。もっと秋になれば実も葉も真っ赤になって、見るものの目を楽しませてくれるに違いない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“野球”の秋

2008年09月24日 | 野球


天候は相変わらず、ハッキリしないが、ようやく過ごしやすい季節になった。プロ野球や大リーグもいよいよ大詰めだ。巨人は首位阪神に13ゲーム差付けられていたが、ここにきて追いついてしまった。しかも、19年ぶりの11連勝だ。

投打とも今の巨人は厚みがあって絶好調だ。それに対し阪神は主砲新井などの怪我が響いて戦力ダウンしている。今現在同率首位だが、戦力的に有利なのは圧倒的に巨人だ。だが、試合はやってみなければわからない。直接対決残り2試合が楽しみである。

また、その後に展開される「クライマックスシリーズ」も白熱するだろう。そして、最後に控える「日本選手権(日本シリーズ)」も待ち遠しい。こうしてみると、日本のプロ野球もMLBなみの充実した“10月”になってますな。

その大リーグ。ヤンキースの14年連続プレイオフ進出は断念せざるを得ないが、レイズ、レッドソックス、カブス、ドジャースと日本選手のいるチームがプレーオフに進出しそうなので、これはこれで目が離せない。

特に注目したいのはアリーグでは岩村のいるレイズ。ナリーグではトーリ監督率いるドジャース。レイズはアリーグ東部地区万年最下位から抜け出し、堂々と首位で進出しそうだし、若手中心のいきのいいプレイを見たい。

また、ドジャースはヤンキースの前監督トーリの采配、日本選手の黒田、斉藤両投手の奮闘、レッドソックスから電撃移籍したM.ラミレスの活躍が見てみたい。

小生の野球もまだある。地元チームのリーグ戦が数試合とトーナメント戦がまだ勝ち残っている。十月はなにかと休日に用があるので、試合日程とあわないかもしれないが、出られる時はでようと思っている。

ま、何にしても野球はまだまだ、これからだ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初秋の札幌散歩

2008年09月23日 | 散歩

<赤レンガ造りの旧北海道庁舎。空気はすっかり秋めいていた。>


<大通り公園のイベント会場でワインを呑む>

昨日朝、クルマ(社用車)で大宮から仙台まで4時間半かけて戻ってきた。早朝に出て、10時ぐらいには仙台の事務所に着く予定であった。起きには起きたのだが、前夜の酒(ダービー敗戦の苦杯)が残っており、このまま、クルマに乗ったら、完全に酔っ払い運転になると思って、風呂入ったり、お茶飲んだりして身体を正気にしてから出た。その為、会社には着いたのは12時になってしまった。

23日の休み明けは旭川で仕事なので、22日中に札幌まで行ってようと決め、22日の仙台最終便19:45のJALで札幌に飛ぶ。札幌駅前ホテルには夜10時前には入れる。普段なら、このまま、呑みに出かけるところだが、この日は本年41回目の「一日断食日」泣く泣くホテルで水を飲んで寝る。

そして、今日は朝から札幌だ。ホテルの朝食にお粥があったので、それを断食明けの食事としていただく。自分で作った方がやはり旨いが、まあまあ楽しめた。大浴場に入って、ビールなどを呑んで、10時にはホテルを出る。

今回は自転車を持ってきていないので、歩きの旅だ。まずは駅の近くの赤レンガ造りの「北海道庁旧本庁舎」に行ってみる。この中には樺太関係の資料館などがあり、無料で見られる。樺太の南半分は1945年までは日本の領土であって、そこからの撤退劇は沖縄戦ほどではないが、住民の犠牲があったことを改めて知らされる。

日本でのこの手の話は“1945年”で“終わって”いるが、2008年の今、振り返って見るに、世界のあちこちでこの手の話は終わっていない。イラク、アフガニスタン、中国、チベット、チェチェン・・・。世界の警察アメリカでさえ、9.11で三千人の犠牲者を出している。

隣接の「植物園」を一回りした後、大通り公園で「さっぽろオータムフェスト2008」というイベントをやっている、というので行って見た。ラーメン会場やら、ふるさと市場、など各エリアで催し物が別れていたが、小生は光に誘われる虫の如くに、ワイン、生ビールのある会場へと導かれる。

まず、500円の赤ワインを呑んでから、会場を一回りして、700円のステーキを並んで買う。それを持ってまた、ワイン売り場に来て、ステーキを食べながらワインをいただく。このステーキがなかなかどうして旨い。列ができる訳だ。

会場には時折、強めだがさわやかな風が吹く。大通り公園というのはこういうイベントの似合うところだとつくづく思った。14時からはステージで弾き語りが始まるというが、今日中に旭川に行きたいので、あまりゆっくりもできない。

といいながら、すすきのまで歩いて、以前にも行った鮨屋で仕上げの鮨と酒を呑む。前の日の断食がすべてパーではないか。と思いつつ、「だから、電車を使わず歩いている。」と開き直る。JR札幌駅まで戻って、旭川行きの特急で、夕方旭川に着いた。

明日からは仕事か。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9・21さいたまダービー

2008年09月22日 | 大宮アルディージャ&サッカー

<七輪の焼肉で試合開始まで待つ。奥の店員はオレンジ色のTシャツだ。>

昨日はさいたまダービー。しかも、NACK5スタジアム大宮での初のダービー戦だ。チケットは発売と同時に完売。仕方なしに、大宮の「力(りき)」でTV観戦することに。浦和の「力」はレッズファンの群れる所で有名であるが、同じ「力」でも大宮の「力」はアルディージャ贔屓である。店員のユニホームもオレンジ色のTシャツである。賢明な経営者である。

試合開始1時間半前に行って、TVの見やすい所に陣取る。メンバーは大宮生まれの大宮育ちの小生よりも、すっかり、アルディージャファンになっている長崎生まれのS二郎氏。タイから、日本に戻ってきているスポーツ&賭け事評論家のドラゴン氏。途中から参加の謎の上海娘 菲々。

試合が始まるまで、七輪で焼く焼肉とホッピーで待つ。4人が揃うのも久々なので色々な話で盛りあがる。当然予想されたことであるが、試合の始まる頃には、かなり出来上がっていた。試合は前半に高原がまぐれっぽい(酔眼でそう見えた)ゴールを決めて先制される。後半、押し気味に試合を進めるも、決定打が出ず。そのまま負けてしまう。

浦和勝利の瞬間。TVの前で陣取っていたひとりのオヤジが、大声で「ウラワ、ウラワ」を手拍子入りで連呼する。アルディージャ贔屓の店で大宮のファン達が悔しがっている目の前でやるこたぁ、ねえだろう。とちょっと熱くなった。浦和の力に行きゃいいのに、わざわざここに来てやってやがる。さすがに、皆の目が恐ろしくなったのか、そそくさと帰りやがった。不愉快なオヤジであった。きっと、ろくな死に方はしないだろう。

くさぐさ、店を出ると、S二郎氏が叫ぶ。

 「呑みなおしだぁ~」

ドラゴン氏と小生と三人で次の店に入って、一時間も呑んだろうか。かなり、酔っ払ったので解散した。

今朝、目覚めたら、机の前の椅子にもたれかかって寝ていた。寝覚めはよくない。むしゃくしゃしている。そんな気持ちでいると、S二郎氏から、メールが入った。

 「昨日、力の後どっか行った?力の途中からなにも覚えとらん。
  清算は済んだ?ジッポ(ライター)をなくしてしまった。」

うーむ。かなり呑んでいたからなぁ。小生も酔ったが、二軒目に行ったのと皆で割り勘にしたのは覚えている。ひとり、冷静だった菲々嬢によるとジッポはS二郎氏が落としたので拾ってポケットに入れてあげた、と言っていましたヨ。

あったかナ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お彼岸

2008年09月21日 | 日々の記録


 お彼岸なので墓参りに行ってきた。父が亡くなってもう21年経つ。生きていれば83歳だ。今でも時々父の夢を見る。我々子供達には優しい人であった。ビールや酒も好きで毎晩呑んでいた。夏は大抵、根生姜に味噌をつけたのをツマミにビールを呑んでいた。テレビは常に巨人戦のナイター中継だ。小生も父の傍らで寝転んで観ていた。旨そうに呑んでるビールやツマミの根生姜を時々試して見たが、苦いだけでうまくもなんともない。よく、こんなものを毎晩呑んでるな、と思ったものである。

霊園へはグリル丸で行った。片道8キロである。天気は曇であるが、蒸し暑いので結構汗をかく。お墓を掃除して、花を添え、お線香をあげて、父の好きだった「キリンラガービール」を置く。いつもは一口ぐらいは付き合うのだが、今日は午後から、野球の試合があるので、やめておいた。

巨人が一時期阪神に13ゲーム離されていたのを一挙に一ゲーム差に追い上げ、今日にも並ぶ勢いであることを告げた。監督は巨人があの原、阪神があの岡田であることも告げた。最近始まった「クライマックスシリーズ」は説明が面倒なのでやめた。

今日は小生の野球の試合もある。活躍させてくれと頼んで、お墓を後にした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桐生市郊外「割烹旅館 清風園」

2008年09月20日 | 酒食・グルメ?

<桐生川上流に、その宿はあった。>

昨日は北関東を回った。桐生市にある取引先と会食をしたのだが、この場所が桐生川の源流に近い山奥で、携帯電話の「圏外」。むろん、パソコンも使えない。会食後はそこにそのまま泊まるスケジュールだ。

ノートPC1機、携帯電話2機持って行った小生だが、万事急す。9月19日分のブログ、ついにアップできず。

しかし、この宿「割烹旅館 清風園」はなかなかいい宿でした。庭も玄関も落ち着いた佇まいで、部屋と部屋を結ぶ廊下はすべて畳敷きだ。スリッパを履かずに行き来できるので、足裏がとても心地よい。食事する部屋も畳であるが、和風のテーブルと椅子が置いてあり、この方が、ゆったりと楽に呑め、おっと、食事ができていい。

料理は、山菜のおひたし、マツタケの土瓶蒸し、鮎の刺身、鮎の塩焼きなど。最後の締めは蕎麦である。どれも非常に美味しかったが、鮎の刺身は初めて食べたが、これは美味。川魚ではあるが、コケを食べる鮎は臭みが無く、刺身もあっさりとしていて、大変美味しかった。仙台に行ってから、小生の舌は海の幸に慣れていたためか、今回の“山の幸”は新鮮な感覚でとても美味しかった。

取引先の社長も酒が大好きなので、生ビール、冷酒、熱燗と呑み継いで、散々に杯を交わした。今晩はブログを書かなくてもいい、という解放感も手伝って、大いに呑んだ。部屋に戻って当然の如く、バタンQ。


台風が心配されたが、朝は雨も止み青空が見えた。朝飯まで時間があったので風呂に入る。風呂は温泉ではないが、桧造りでいい感じ、窓から、桐生川の清流を眺められる。紅葉の季節はまた一段と趣きがあるだろうと思った。

湯から上がって、ビールを呑みたくなったが、今回の出張はクルマだ。さすがにこらえる。旅館の近くを散策してみた。なんという名の花かは解らないが、沿道に見事な花を咲かせていた。昨日の雨で洗われて木々の緑も綺麗だ。雲は高い。これから、季節は秋に向かって一直線だろう。

朝、9時には旅館を出て、午後大宮に戻ってきた。紅葉の季節に行かねばならない所が、またひとつ増えてしまった。


<旅館の前の沿道に咲くピンクの花が見事>


<この花はなんというのだろう。>


<濃い緑の中に、秋の“兆し”がちょっぴりと・・・>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長岡~上越

2008年09月18日 | 日々の記録


 今日は長岡から上越市(直江津と高田が合併した市)へ社用で訪問。北陸自動車道をひた走った。沿道は日本有数の穀倉地帯。田んぼは稲刈りの真っ最中。穀物輸出国がゆさぶりをかける今日。頼もしいこと仕切りであった。炊き上がりの飯を想像すると、それだけで空腹感を覚えた。

夕方、長岡に戻る。駅前からの夕焼けが“ヤケ”に綺麗だ。つい、鞄の中からGRⅡを取り出して一枚。まあまあ撮れたかね。長岡で軽く一杯。大宮に着いて4~5杯。なんとか、家に帰って、これを書く。呑み疲れか。ちい~と、やな気分。その昔、会社の寮の先輩の名文句を思い出した。

当時のTVCMでよく流れていた「セブン、イレブン、いい気分♪」という奴をもじって、

 微分、積分、やな気分♪

って言ってました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

呑み処徘徊 第十四回 「あんぽん」 

2008年09月17日 | 呑み処徘徊


札幌はススキノ。言わずと知れた“一大繁華街”である。地下鉄すすきの駅を上がると、広い「月寒通り」に出る。「札幌東急イン」と「ロビンソン」の大きなビルの裏側が、ススキノの入り口だ。まさに、その入り口に、この店はあった。

階段を上がって、中に入ると少し暗いが、清潔感あって落ち着ける雰囲気だ。入口のカウンター近くに一組の客がいて、奥にも一人。入口の三人組は2人のOLとその上司っといった組み合わせか。結構、賑やかに呑んでいた。奥の人は、札幌から東京へ転勤する(戻る)人で、最後の「あんぽん」のようだ。仕切りに、「戻りたくないなぁ」を店を切り盛りする白髪の上品な女将に連発していた。数年後の小生の姿かもしれない、と思うとただ事ではない親近感を覚えた。

ここの名物は厚岸の牡蠣だ。二年ほど前、旅行で厚岸に行った際、食べた牡蠣がとても美味しかったので、ここでもさっそくたのんだ。「生ですか。焼きですか。」と聞かれて「生」と答えた。「生」も身がぷりぷりしていて十分美味しかったのであるが、向こうのOLたちは「焼き」を頼んでいて、「美味しい~」を連発している。

「焼き」もたのむか。とも思ったが、他にも食べたいものがあったので諦める。次にたのんだのは苫小牧の北寄貝だ。これも先年、苫小牧に行った折に食べたのが忘れられず、あちこちで注文する肴だ。焼き物はおすすめのオホーツク産宗八鰈の一夜干をもらう。

これら、北海道の美味に合う美酒はやはり、地酒の「国稀(くにまれ)」だろう、ということで冷やした「国稀原酒」をいただく。北海道の厳選された、海の幸にキリリとした「国稀」。気分は“ザ・北海道”。

大変良く酔えました(笑)。

「札幌には出張で時々来ます。そこの東急インに泊まることも多いです。」というと、女将さんが名刺を渡してくれた。近いうちに“焼き”を食いに来ようと心に決めて店を出た。


参考文献:「太田和彦の居酒屋味酒覧」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

社内旅行~ミュージックフェスティバル?~ in 松島

2008年09月16日 | その他旅行



<目を醒ますと、眼下に絶景が・・・。>

9月14日、15日は年に一回の社内旅行。今年は松島で行なわれた。仙台に住んでる者たちにとっては身近な観光地だ。仙台市内からは30kmの距離である。東京組は新幹線とバス、北海道組は飛行機で来るのに比べると、我々仙台組はマイカーで馳せ参じる。同じ参加費では割が合わないが、ま、仕方ない。普段から、いい所に住んでいるのだから・・・。

当初は自転車で行こうと思っていたのだが、会社イベント中に事故にでもあったら、皆に迷惑をかけることにもなり、断念(させられた)。ま、天候も不順だったし、結果オーライかも。ジャズフェスは堪能できず、自転車での参加は遠慮させられ、小生のストレス解消は自然、アルコールに向けられた。

集合は仙台にある「伊達の牛タン」というレストランだ。そこに、他の仙台組と早めに行って、ビールを呑む。もちろん、ハンドルキーパーは確保している。「ハンドルキーパー」という言葉はこの間、免許更新の時に警察から教わった言葉だ。呑まない人を決めて運転手に指名することだ。大抵、若いもんが担当する。この国の年功序列はまだ辛うじて生きている。年よりの特権のひとつだ。もうしばらく、続いて欲しいネ。

で、東京組や北海道組が来るまでには結構いい気分になっていた。もっとも、奴等も電車や飛行機の中で呑んできているのは言うまでも無い。腹ごしらえをして、松島に向かう。遊覧船に乗って一巡り。ウミネコなどが餌を求めて、舟の周りに群がる。始めての人は珍しがるが、小生にとっては3回目で特に興奮することも無い。船中でビールを呑んでいた。

夜の大宴会。中締めの大役を仰せつかっていたので、酔いつぶれることは許されず、多少セーブしながら過ごす。社員の中にマジックをやるのがいて、彼のショーの後は、恒例の豪華商品ビンゴゲーム。期待したものの商品にはカスリもせず、中締めの時間となる。

エー、宴もタケナワですが、で始まり、今回の旅行の成功を述べ、関東の一本締めの講釈(能代の「べらぼう」で教わった)を語り、お手を拝借ぅ~。ヨぉーっとやって〆る。

二次会はカラオケ会場に雪崩れ込んで、それぞれ蛮声を張り上げる。中には見事な美声で聴くに耐える歌手並の人も居るが、大抵は人の歌は聴いていない。二時間近くで、松島の夜の歌の祭典(騒ぎ)は終わった。部屋に戻ってバタンQ。


早朝、陽の光で目を覚まされる。部屋から見る松島の景観に圧倒される。舟で廻るより、ここから見た景色のがいい。そこで詠める歌。


 東雲の 洩れ陽に浮かぶ 松の島
 不服の旅の 想ひを癒す       
                 萬蔵
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第18回「定禅寺ストリートジャズフェスティバル in 仙台」

2008年09月15日 | 日々の記録

<ケヤキ並木の下のステージ。津軽三味線の演奏。>

13日の晩は仙台市内で行なわれていたジャズフェスティバルを見て来た。市街地の41箇所にステージが設けられ、全国から714組の演奏者が集まってきて街全体が、まさに“音楽の杜”となる。

1991年から始まって、ことしで18回目だそうだ。運営のキーワードは、

「市民ボランティアが中心となって運営」
「無料」
「街が舞台装置」

だそうだ。観客動員数は2日間で70万人。日本最大の音楽イベントである。

ジャズ、ロック、ゴスペルなど、ポピュラー音楽を中心にジャンルを問わず演奏され、ステージやエリアごとに演奏者の音楽の傾向を集め、聴衆は好きな音楽を選んで楽しめる。

小生は定禅寺通りでやっていたジャズのステージを聴いた。30分も聴いたら、居酒屋に潜り込もうと考えていたのだが、演奏を眺めている内に引きこまれ、結局二時間以上、聴いていた。やっぱり、生演奏はいいね。

仙台で馴染みになった居酒屋に入ると、次の日に演奏するアマチアのグループが呑んでいた。店での話題もこの「ジャズフェス」一色だ。いろいろ聞いているうちに、14日は朝からきて、一日、飛び回って、じっくり聴きたいという思いが募ってきた。

が、生憎14日は「社内旅行」。年に一回、社員一同が集まって、呑んで騒いで解散する、というだけのものだが、こっちもある意味“祭り”ではある。

二次会はカラオケ大会だから、「ミュージックフェスティバル」と呼んでもいいかもしれないが、“洗練さ”と“若さ”に欠けている。また“無料”ではない。どっちがいいかといえば、当然「定禅寺」だ。ま、しょうがないね。義理と人情を量りにかけりゃ義理が重たいこの渡世。義理が廃ればこの世は闇だ、そうだし。

「しゃーない旅行」の方に行きましたヨ。とほほほほ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする