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<9月22日朝、K村氏撮影。大天荘から槍へ向かう途中で撮ったもの。絶景である。>
二年程前に山歩きと酒をかけて「Alco会」なるものを結成し、何回か登山に行ったが、昨年は一切活動せず、うやむやになってしまっていた。7月のとある呑み会で2年前に一緒に登ったH女史と「北アルプス山行」の話で盛り上がり、「また行こう」ということになった。行くなら3泊はしたい、ということで9月のこの4連休に絞って、メンバーを募った。
結局、集まったのはH女史、二年前にテント装備で一緒に八ヶ岳に行ったことのあるI上氏、大学時代ワンゲル部でヒマラヤ遠征経験を持つK村氏と小生の4名。小生以外は26歳前後の若者で、年齢から言えば親子の差がある。一人だけ浮くのを避ける為、呑み同志S二郎氏を誘ったが、あいにくと法事で参加できず。
19日に新宿から上高地行きの夜行バスに乗って9月20日~23日までの3泊4日(小屋泊まり)。
コースは
初 日:上高地~徳沢園~長塀山~蝶ヶ岳ヒュッテ
2日目:蝶ヶ岳ヒュッテ~常念岳~横通~大天荘
3日目:大天荘~西岳ヒュッテ~東鎌尾根~槍ヶ岳~槍ヶ岳山荘
4日目:槍ヶ岳山荘~槍沢~横尾~上高地
という計画だ。小生以外は槍ヶ岳は皆初めて。そんなにキツいコースでもなく、まずは無難で晴れてさえいれば、最高の景色が待っているコースを選んだ。ところが、出発のひと月前に、H女史が急用で参加できなくなり、I上氏、K村氏と小生の3人での山行となった。いずれも、健脚の若者である。置いて行かれないよう、気をつけようと思ったのだった。一週間程前に三人で最終的な打合せ&呑みを実施。一人一本はなんだかの酒を持って上がろう、ということに決まった。
出発前の天気予報はあまりいいものではなく、自称「雨男」のK村氏は「私の行くところは必ず雨です」と豪語していたので覚悟はしていたのだが、なんとなんと、四日間とも晴れ、晴れ、晴れの素晴らしい天気の中で過ごせた。K村氏の「雨男伝説」はもろくも崩れたのであった。
<つづく>