昨晩はこの前行った「紅葉の涸沢」の報告をメインとした山の会の宴が催された。総勢10名参加。秋の涸沢に参加したメンバーは6名の内4名出席した。山行からほぼ二週間経って振り返るに、いろいろあったが、見事な紅葉と初冠雪に出会えたこと、この良かった点のみが印象に残っている。皆もそうだったらしく、その話が中心であった。今回「紅葉の涸沢」に行けなかった連中も、来年こそはと闘志を燃やしていたようだ。
7月に立ち上げたこの山の会。山行は「両神山日帰り」「穂高岳縦走3泊4日」「八ヶ岳1泊2日」「紅葉の涸沢2泊3日」の4コースを企画・実行した。まずまずの成果を上げたと思っているが、ひやひや場面もあり、やはり、もっと慎重、もっと厳しくやらないと、滑落・遭難といった大きな事故につながる可能性もある、と思った。
特に女性陣の下りのスケジュールは標準時間の倍はとっておかないと予定が大きく狂うことが分かった。また、持ち物チェック。雨具とかヘッドランプとかの必携品を準備したか、しっかりチェックしておかないと、気楽に考えて持ってこない人がいる。
雨具は上だけあればいいでしょう。ヘッドランプはPhoneの懐中電灯アプリで代用。などと安易に考えている人がいるが、雨具は上下ともちゃんとしたものでないと、ずぶ濡れになって、夏でも高所では非常に寒い思いをするし、風邪でもひいたら、パーティに迷惑をかける。ヘッドランプも薄暗い早朝から歩き出すことは普通だし、なんかあって予定が狂えば夜歩くこともある。両手がちゃんと仕えて前方をしっかりと照らせるヘッドランプは必携なのである。これも1名持っていないだけで、パーティに迷惑をかけることになる。
というように仲間で山に上がる場合、他の人に迷惑をかけないことが大前提なのであるが、その辺の認識が甘い人が多い。ま、山登り未経験の若者を集めて歩き出した山の会なので、その辺の意識は低くて当然なのであるが。
やはり、リーダーが口をすっぱくして、手を変え品を変えしながら、教えて行くしかないのだと思っている。