2005年1月から2019年の途中までやっていた健康法「一日断食」。前の晩の食事から当日と翌朝までの三十数時間を水分だけで過ごすという、ひもじい健康法である。水分といってもアルコールは駄目。お茶、珈琲、野菜ジュース、具の入っていないスープは可としている。
この断食で胃腸をはじめとした内臓器官に休息を与える。また、体内に一日以上栄養素が補給されない状況を作ることにより、内臓器官をはじめ隅々の細胞が“飢餓”を感じ、スワ一大事とばかりにシャキッとする。血管内の脂肪や皮下脂肪など、こういう時の用心に溜め込んでおいた過剰在庫の消化が活発になる。大体こんな理屈で身体がリフレッシュされるのである。
約14年間続けていたこの健康法をなぜやめたかを調べてみた(よく思い出せないので当ブログに頼った)。2019年2月から「糖質制限」を本格的にやり出した。炭水化物を徹底的に取らない、この健康法は非常に効果があり、半年で5〜6kgの減量が出来た。この効果により、マンネリ化していた健康法の「一日断食」はやめたのだった(最後にやったのは2020年11月)。
だがしかし、炭水化物を食べないということは「炊き立てのご飯」「大好きな麺類(蕎麦、うどん、焼きそば、パスタ、中華麺)」「香ばしいトースト」「煎餅」「その他小麦粉類」等を食べられない、ということであり、やがて自然消滅的にやめてしまった。
で、結局、「一日断食」も「糖質制限」もやらなくなり、体重は抑えられなくなってしまった。健康法としては、2021年3月から1ヶ月の飲酒を抑える(禁酒日>飲酒日)ことで、肝機能の値は正常化したものの、体重は自分の思う理想体重に落とすことは出来なかった。
今回、2年半ぶりに「一日断食」をやってみたのは、節酒生活は定着したのだが、理想の健康体にはもうひとつ。ここをなんとか打開したいと思い、やってみたのだった。今後、毎週一回、継続的に一日断食をやるかどうかは、様子をみて決めようと思うが、久々の一日断食は”食”について考えさせられることもあり、断食後の二日ぐらいは体調もいいし、それなりに効果のある健康法だと改めて思った。
断食明けの朝は当然手作りのお粥でしめた。やっぱり美味いね!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/4a/dd8f1328e4c1985298433e00d4f445d5.jpg)
<写真奥は伊賀焼きの土鍋。中間の惣菜は左から「干納豆と塩昆布」「自家製梅漬けをたたいてペースト状にしたもの」「浅漬けキュウリを刻んだもの」。手前は左がお粥、お粥用の茶碗は美濃焼の手ごね。右の器には餡が入っている。>
【参考】2005年から2018年までの実績
ほぼ週一回、何事もなければ月曜日に実施していた。
◇2005年・・・ 45日
◇2006年・・・ 50日
◇2007年・・・ 60日
◇2008年・・・ 52日
◇2009年・・・ 52日
◇2010年・・・ 50日
◇2011年・・・ 42日 ※東日本大震災やドラゴン氏急遽などでショート
◇2012年・・・ 52日
◇2013年・・・ 52日
◇2014年・・・ 46日 ※8月半ばからの隠居生活開始でペースが狂う
◇2015年・・・ 52日
◇2016年・・・ 54日
◇2017年・・・ 49日
◇2018年・・・ 50日
この14年間の合計は706日、年平均50.4日。この健康法はダイエット効果はもちろん、内臓を休め、体内の余分な脂肪も燃やせることからか、断食後の2日間ぐらいは気分爽快でいられる。気力も充実するし、なんと言っても食べ物の“ありがたさ”と“美味しさ”を痛感できることが素晴らしい。