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<マエケン登板!今年始めてスコアーブックを付けた。赤で囲んだ部分が小生が思う本日のゲームポイント。>
日本時間の本日11時10分から行なわれたマーリンズvsドジャースの一戦。ドジャースはここまで3勝0敗、防御率0.36の前田が登板し、マーリンズはイチローが6番センターで先発という、日本人にとってはこの上ない試合が行なわれた。これを記録に留めずに何を留める、ということで、今季始めてスコアーを付けながらTV観戦した。
マーリンズ先発は若きエース、キューバ出身の速球派フェルナンデス。立ち上がりに制球が定まらず、ドジャースは2点を先制。前田にとってはいい出だしであった。前田は序盤こそスライダーが思うように決まらず「大丈夫か」と思ったが、マーリンズ打線が以外と戸惑っていたようで、リアルミュートの一発以外は無難に抑え、6回まで失点1で先発投手としての役目は全うしていた。
6回を終えて2-1でドジャースが勝っていた。2回以降相手のエースフェルナンデスが立ち直り、ドジャース打線も沈黙。緊迫の投手戦となっていた。
7回裏。前田は先頭打者イチローをショートフライに打ち取る。本日のイチローvs前田はイチローが三打席共凡退し(三振、サードフライ、ショートフライ)、前田の完勝で終った。問題は次の7番キャッチャー、レアルミュート。二回にソロホームランを放ち、前田に対して苦手意識はなかった。また、キャッチャーということもあり、前田の投球に対する読みも冴えていたのかもしれない。
前田はカーブとスライダーでたちまち2ストライクと追い込んだのだが、ここから、レアルミュートに粘られた。いいコースにスライダーが決まっていたのだが、ことごとくファールにされた後の9球目。そんなには甘く無いコースであったのだが、これをセンター前に持っていかれ、ワンアウト1塁。レアルミュートをうまく打ち取っていれば、今日も勝投手になれた可能性が大きいだけに惜しい対戦であった。
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<7回1死後のレアルミュートへの前田の投球。粘られたあげく、センター前にヒット。この対戦が明暗を分けたと思う>
恐らく気持ちの整理がつかないまま投じた、次打者エチェバリアへの初球。これをレフト前にはじき返され、ワンアウト1-2塁のピンチを作ってしまった。代打ディートリッチは三振で打ち取り、2アウトとしたものの、一番ゴードンに初球をあっさりとレフト前に同点タイムリーを打たれてしまう。前田はここで降板。
リリーフのバイエズがピリッとせず、ヒットとボークで2点とられ、2-4で逆転されてしまう。8回にもマーリンズ主砲スタントンにソロホームランを浴び、結局3-5でドジャースは負けた。前田はメジャー初黒星、防御率も0.36から1.41と落とした。ドジャース4連敗。4連戦のマーリンズ戦をスィープという最悪の結果で終えた。
本日、多くの日本人メジャーファンが「イチローが2、3本ヒットを打ったものの、マエケンが勝利投手になる」という展開を期待していたと思うが、そうは問屋が卸さなかった。イチロー4打席ノーヒット、前田負け投手。
皆さん、次回を期待しましょ