萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

無念!大宮市野球公式トーナメント戦一回戦敗退

2007年06月05日 | 野球

<守っている方が我がチーム>

この日はリリーフとしてベンチスタート。先発は左腕のK。市内のトーナメント戦であり、相手の強さもわからない。しかし、ユニホームの着方や体型、歩き方、会話やしぐさ、キャッチボールなどを見れば大体のレベルは見当がつくものだ。今日の相手は我々と同じかちょっと“上”とみた。後はどんな投手か、で勝てそうかどうかがわかる。投手は右投げの技巧派。打順が1番。これはさすがに草野球でも珍しい。体力に自信があるのか、継投策でいく気か。

先行はわがチーム。技巧派投手に簡単に3者凡退で打ち取られる。一回裏、相手の攻撃。先頭打者(相手の投手)をサードゴロに打ち取るが、サード暴投。無死二塁。二番が手堅く送りバンドで一死三塁。三番は鋭い当たりのセンターライナー。かろうじて捕球するも、タッチアップで1点取られる。続く4番は強烈なセンター前ヒット。ワンバンドした打球が目測誤ったセンターの頭を越す。ランニングホームランとなって2点目を取られる。

三回表に1点返し一点差とするが、4回裏に1点取られ、尚も一死一、三塁のピンチ。打順は一番に回る。この局面でリリーフを命じられる。小生の持ち味は制球力。球種はストレート、カーブ、シュートの3種。草野球でシュートを投げる投手はあまりいない。右打者なら詰らせてサードゴロに打ち取ったり、外角から内に入れて見逃しの三振を狙う。左打者なら外に逃げる球として決め球に使える。とても便利な変化球である。

マウンドに立つと風向きは投手にとって追い風。
(ストーレート主体でカーブでカウントを取り、シュートで打ち取るか。)
基本的戦術を練る。打者は1番。敵の先発投手でもある。好打者とみて間違いない。一三塁なので一塁走者は盗塁の可能性大。牽制球を投げる。これで引っかかることがたまにある。初球はストレートで入る。外角低目に決まって1ストライク。この間に、一塁走者は二塁へ盗塁。キャッチャー送球せず。二球目はカーブ。タイミングをうまく外せた。相手は完全に打ち損じたが、これがふらふらとセカンドの頭を越してヒットになってしまう。こういう打球は悔しい。1点取られる。尚も一死、一三塁のピンチが続くが、二番をピッチャーフライ。三番をサードフライに打ちとって後続を断つ。

5回、6回にもエラーがらみで1点づつ取られ、最終回7回表の時点では1-6。攻撃は下位打線からだし、もうだめだと誰もが思っていたが、野球というのは面白い。下位からチャンスをつくり、二点取って3-6とし二番手投手を引き摺り下ろし、尚も二死二塁三塁。ここで我がチームの一番バッターがレフト前にヒットを放ち、二点差で小生に打順が回ってきた。一塁走者は初球盗塁したので二塁三塁。一打同点のチャンスである。

こういう時は好球必打で積極的に行かないと後悔する。初球は力のあるストレート。これは一塁走者が盗塁したので見逃す。二球目はタイミングを外すカーブできたが、うまくあわせられた。打球はセンターよりの左中間に飛んだ。一瞬、ヒットかと思ったが、打球は伸びすぎてセンターに取られてしまう。

ゲームセット。4-6で負けた。ベンチスタートではあったが、投打に小生に活躍の場があったにもかかわらず、一歩及ばず結果が出せなかった。運がなかったとも言えるが、運を呼び込む“気力”がもうひとつだったと思う。気力は野球に対する思いから発する。素振りや走りこみなど、野球のためにどれだけ準備したかが、試合当日にあらわれる。今回はそれが足りなかった、と言わざるを得ない。

ま、一方的な試合と思ったが、最終回は楽しめたのでよしとするか。
コメント (2)
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