今日で七日間の断酒は終了である。本日はこれから夜都内に移動するのであるが、新幹線の中で弁当でも食べて、ビジネスホテルに着いたらさっさと寝てしまおうと思っている。昨年の夏(父の命日)以来の「一週間断酒」で感じたことをざっと箇条書きにしてみる。
・断酒するとよく眠れる
・髪の毛や肌の調子がいい
・食事が美味しい
・甘いものが欲しくなる
・頭の働きが気持ち、シャープになる
・野球がうまくなる
・一日が長く感じる
・読書が捗る
・財布の中身が減らない
・冷蔵庫の酒やビールが減らない(あたりまえか)
などか。
断酒期間中はよく眠れる。時間的に長く眠れるし、眠りも深い。したがって健康にはいいのだろう、髪の毛にはツヤが、肌にはハリが戻る。また、舌が荒れていなくて、内臓系の負担も少ないことから、食べ物が美味しい。アルコールから摂取している糖分が不足するのか、普段は食べないチョコやアメなど甘いものも欲しくなる。であるからして、残念ながら、断酒=ダイエットにはならない。
酔わずによく眠るので頭の中は普段よりはしっかりと働くようだ。酔眼から解放されて動体視力もアップしているように思う。この前の野球の練習でそう感じた。身体がよく動くだけでなく、打撃練習時のバットコントロールが普段(前の晩に呑んだ時)より、向上しているのだ。的確にミートができた。イチローや松井がアルコールを呑まない理由が分かった気がした。
「呑みに行く時間」と「呑んでる時間」と「酔ってる時間」が無いため、その分、時間がとれ、相対的に一日が長い。この時間を有効活用できる。頭がしっかりしていることもあり、主に読書にあてていた。
さらに、アルコール抜きの食事代などはたかがしれているし、後輩達とメシを食っても、呑んでれば調子に乗って奢ったりするが、シラフでしかもメシだけだと奢るキッカケも勢いもない。また、呑みに出かけることが無いということは、当然呑み屋への支払も無いし、終電に乗り遅れてタクシーで帰ることも無い。財布の中身がなかなか減らない道理だ。当然ながら、仙台の“止まり木”と大宮の冷蔵庫の酒やビールも減らない。
断酒をすれば、健康によく、頭がよく働き、運動神経が活発になり、時間が有効活用できて、経済的にもいい。
ということが分かった。もっとも、これは昨年母の四十九日の間、喪に服して37日間断酒を実行した時にも感じたことだ。ただし、その後、ただの呑ん兵衛に戻ってしまい“いいこと”は忘れてしまっていた。今回改めて、“断酒”の効能に驚いた次第。
父母の命日以外にも定期的に「一週間断酒」はやるべきだ、と思ってはいる。が、即決はしない。まずは明日の解禁日、呑んでから考えよう!