大雪の所為で先々週の土日は会社の雪掻きでつぶれた。前の週の日曜日も雪掻き出勤をした。なんだか、随分休んでいない気がしていたが、昨日、一昨日は二日とも無事休めた。土日連荘で休めるのはありがたいことだと改めて思った。「一日休んでも、まだもう一日休める」というのは気持ちに余裕ができて心身とも癒される気がする。
一週間に2日間の連休が必要と最初に判断し、実行したのはどこの誰かは知らないが、全世界に普及しているところをみると、人間という動物にとっての働くリズムとしては合っている、ということなのだろう。
しかしながら、日本において、週休二日が定着したのはここ数十年の話で「エコノミックアニマル」と呼ばれていた頃の日本人は日曜日以外は働いていたし、休みも接待ゴルフ等会社の用事でつぶれていた人が多かったはずだ。1981年入社の小生も休日出勤は多く、しかも、有給休暇はほとんど取らなかった(取れなかった)。週休二日制というのは経済の成長率が鈍化してきてから、定着したのではないかと思う。
趣味や家庭を大事にする人には2日間の休みでも足りず、仕事一筋の人には2日は休み過ぎだと思っていることだろう。その人のライフスタイルによって受け取り方は違うだろうが、小生がみてきた経験から言うと、休みをキチンと取る人の方が仕事一筋の人より健康は維持できていたように思う。短命に終わった先輩たちは趣味を持たず、土日でも会社の為に働く人たちが多かった。
近頃、ワークライフバランスという言葉を聞く機会が多いが、仕事と休暇をキチンと使い分けて生きることは、その人の人生に厚みと潤いをもたらすと思う。但し、それは仕事人として一人前になった後のことだ。入社したての若い人はその仕事をモノにするまで、がむしゃらに働くことをお勧めする。早く仕事を覚える方が後々自分の為になる。入社したてでワークライフバランスを意識しているようでは先が知れている。
がむしゃらに働いても大丈夫だ。“若さ”はそのためにある!