２１夏帰省、徳島市内

フェリーで徳島に着いた翌日、快晴に恵まれたので乗り鉄したいところですが

帰省の目的は先ず墓参。強い意志をもって早起き（といっても７時頃ですが）

寺町へ向かいます。

↑春日会館、数年前は薄汚れいたのに化粧直しされてるようで未だ使われているんですね。中に入ったことはありません。

この後ふと思い立って春日橋北詰の交差点にて↓

何故かというと、こちらの写真と対比させてみたかったのです↓

モノクロの方は以前、出来島の記事からの再掲で１９６７（昭和４２）年５月か６月の撮影。

今年の写真は歩道橋の上から撮ったので多少アングルは違いますが

阿波銀本店とＮＴＴの鉄塔は当時のままです。

さすがに銀行の本店は頑丈ですが、デザインも秀逸。４０年前の建物とは思えません。最近は空間を目一杯使った墓石みたいなビルが多い中、この建物は存在感ありありです。

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昼食は帰省時のおきまりで新町橋の「橋本」。

生そば１半。最近、ブログ用と思いますがお店で料理の写真を撮っている方を良く見かけます。まねしてみたんですが、一杯食べてた後です。

食後の一枚。徳島市民としては心和む風景です。でも人通りないな。

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市内の公共の建物で古いものは残ってないかと考えてみたんですが、

市役所・県庁・裁判所・労基署・警察署に消防署、どれも先の阿波銀本店より後に出来た建物に替わっています。やっぱり阿波銀本店は偉い。

それではと思い至ったのが↓

税務署です。場所は昔のまま、市役所隣の元・東消防署のあった場所の向かいです。とはいえ当時は税務署なんて全く縁が無かったのでこの建物が４０年前からのものなのかどうか不明です。

ところが

もっと古い公共の建物がこのすぐ近くに現存していました。しかも現役↓

市立内町幼稚園。実は南東風はここの卒園生です（確かバラ組）。Ｌ字型に経つ棟の平屋は当時のままのようです。

リンクしている身内のブログには、この前の歴史的選挙でも投票所として使用された事が報告されています。

ビルの谷間の幼稚園。東京ではバルブ時に小学校まで地上げに遭ったと言われています。よく残ったものです。

だいたい平日の真っ昼間、カメラを持って幼稚園の周りをうろついていると都会では変質者扱いされますが 徳島では通りかかった女性にクスッと笑われただけで済みました。（良くない）

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今度は地裁のソテツ。

地裁の記憶から２代目。当時は正面玄関前に官公庁ではどこでもそうであった弧を描いた車寄せがあって、その弧の中心にソテツが植わっていました。

祖母から「ソテツは家に植えたらいかん」と言われていました。ソテツは漢字で「蘇鉄」。元気が無くなると根本に五寸釘を刺しておくと良いそうです。読んで字の如し「鉄で蘇る」ので「金を喰う」という意味で貧乏になるという云われです。同じ理由で果実のザクロもダメです。「実が裂ける」→「身が裂ける」＝家族がバラバラになるとのこと。

建て替えの噂のある文化センターも一枚。そしておまけは↓

何故かというとこちらとの比較です↓

以前、阿波踊りの記事で紹介した一枚ですが場所を市役所裏の水道局の隣では無いかと想像していました。当にその通りで、かつ、お店はほとんど当時のままの営業形態を維持しています。これはもう老舗と呼ぶに相応しいと思います。場所は富田橋通りと通町の角、クリッパーのすぐ近くです。

そのクリッパーが廃業とのこと（分店のことはよくわかりません、クリッパーと云えば幸町のあそこしかありません）。少し前に先代が亡くなられたという話をコメントで頂きましたが、帰徳前には二階の鉄道模型売り場が閉鎖されるいう記事にも接していたので写真撮ろうと思ったものの、いつもの癖でこの次でもいいか～なんて結局撮らなかったことを後悔しております。過去何度となく失敗して教訓にしていた「撮れるときに撮っておく」をまたしても守れず猛省しております。