数日前にコロナ分科会会長を3年務めてきた尾身さんが朝日のインタビューに答えてた。
3人の首相の下で会長を務めてきたわけだが、それぞれの首相が専門家の意見を聞くことなく、自らの知見だけで判断した場面もあった と話されてる。そこには「行政」と「専門家」の役割分担があって、対等な力関係で存在することが国民の利益につながるのだとする氏の哲学があるように感じた。
「専門家の役割は提案すること。政治家は提案を十分に咀嚼いた上で、社会・経済への
影響を踏まえて最終決断する。専門家と意見が異なる時はその理由を説明する。
それがあるべき姿だ。」 とおっしゃる。
ごもっともと思います。今の政府与党、行政にはこのあたりを簡単に逸脱する文化があるように思います。
「学術会議」問題が典型。もう3、4年経ったかな。政府はいまだに非を認めてません。というより、なし崩し的に「学術会議」の地位を行政の下に置こうとしてます。行政からすると、いろいろ耳の痛い意見をされるのは厄介でしょうから、抑え込みたいのは当然でしょうね。
でもそれではいかんのですよ。行政は淡々と専門家の提案を受け、堂々と判断し、そこに至った経緯をきちんと説明する。それだけでいいのですから。そこをめんどうがってはいけない。そこが貴方達の仕事でしょう。そういう関係でいられれば、専門家側もより真剣な提案を心掛ける。それが「良き行政」であり、望ましい形なのと違いますかね。
昨日 通常国会が開かれました。僕の注目は「防衛」「子育て」「電力」この3つです。専門家の意見をたくさん読みたいと思ってます。10年後の形を模索しながら。
3人の首相の下で会長を務めてきたわけだが、それぞれの首相が専門家の意見を聞くことなく、自らの知見だけで判断した場面もあった と話されてる。そこには「行政」と「専門家」の役割分担があって、対等な力関係で存在することが国民の利益につながるのだとする氏の哲学があるように感じた。
「専門家の役割は提案すること。政治家は提案を十分に咀嚼いた上で、社会・経済への
影響を踏まえて最終決断する。専門家と意見が異なる時はその理由を説明する。
それがあるべき姿だ。」 とおっしゃる。
ごもっともと思います。今の政府与党、行政にはこのあたりを簡単に逸脱する文化があるように思います。
「学術会議」問題が典型。もう3、4年経ったかな。政府はいまだに非を認めてません。というより、なし崩し的に「学術会議」の地位を行政の下に置こうとしてます。行政からすると、いろいろ耳の痛い意見をされるのは厄介でしょうから、抑え込みたいのは当然でしょうね。
でもそれではいかんのですよ。行政は淡々と専門家の提案を受け、堂々と判断し、そこに至った経緯をきちんと説明する。それだけでいいのですから。そこをめんどうがってはいけない。そこが貴方達の仕事でしょう。そういう関係でいられれば、専門家側もより真剣な提案を心掛ける。それが「良き行政」であり、望ましい形なのと違いますかね。
昨日 通常国会が開かれました。僕の注目は「防衛」「子育て」「電力」この3つです。専門家の意見をたくさん読みたいと思ってます。10年後の形を模索しながら。