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もう一つの人生

2023年01月07日 10時28分14秒 | つれづれなるままに
賀状で会社時代の後輩が「この1月で会社終わります」と言ってきた。まず「御苦労さんでした」と伝えた。ついでに「リタイヤ先輩」として「これからまだ15年20年あるんだ。もう一つの人生を作る気合で積極的に」と伝えた。
会社人辞めて17年になる僕、後輩の知らせに改めて自分を振り返ってみることになったけど、この激励はほんとにそうだし、結果的には自分自身そうしてきたな と思うのです。55歳での「積極的リタイヤ」で、「もう一つの人生」は当然の志向だったが、興味があるから、面白そうだから だけではなく、こんなのもある、あんなのもあるで首を突っ込んできたように思う。「へぇ~ こんな物が、人が、場所が」あるんだをたくさん見たような。実際には 山小屋での1人生活もやった、木こりもやった、庭師もやった、絵も3年ほど描いたな。
10年前にオペラにぶつかって、結局リタイヤ後の半分以上をオペラにのめり込んできたんだ。オペラがあって1日24時間、1年365日が充実してるなを感じてる。僕は楽しんで生きてるなと自画自賛できるんです。

年始恒例の将来展望的議論の中で「マルチな生活形態」という提案が出てた。今常識化されてる「日本的生活スタイル」の見直しが必要 との提案です。その核は「何事もマルチに」なんですね。2つ3つの職種を同時にやる、複数の組織に所属する、複数の大学で学ぶ等々。1つの大学を出て、1つの会社に定年まで勤める、そんなライフスタイルはもう古いと言うのです。
そうなんだろうな。 日本社会の行き詰まり感ってこういう硬直化したライフスタイルが生んでるんだろうな。あらゆるものに流動性を持たせること、変わることが当たり前になること そこなんだろうな。
僕の時代は「辞めてからマルチ」を考えた、今は現役の時にマルチを考える時代。
忙しくなるんじゃない、自分らしくなるってこと。自分が中心ってこと。  一つの方向だな。
コメント
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