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辺野古埋立 沖縄県側が敗訴

2022年12月09日 21時02分42秒 | 国を憂う
辺野古の埋立に関する国と沖縄県とのやり取りは複雑で、整理してかからないと解らなくなる。
そこで簡単に。
 ① 2013年 仲井間知事 防衛省の埋め立て工事申請を承認
 ② 2015年 翁長知事  ①の承認を取り消した
 ③ 2016年 ②を国が訴え、最高裁が「違法」と判断
 ④ 2017年 国は埋立を開始
 ⑤ 2017年 翁長知事  「岩盤破砕」の許可はしていない と訴えた
 ⑥ 2018年 軟弱地盤が見つかった。 国は設計変更申請
        県は再度①を撤回し、承認の取り消しを訴えた
 ⑦ 2019年 ⑤に対して 最高裁は「裁判の対象にならない」と却下
 ⑧ 2020年 最高裁 ⑥の「撤回」に対する国側の対抗措置を適法と判断
 ⑨ 2020年 防衛省が農水省に対して「サンゴ移植許可申請」を提出
        農水省が県に「許可せよ」と指示
 ⑩ 2021年 最高裁 ⑨の農水省の指示は適法 (5人中2人が反対意見)
 ⑪ 2021年 県は ⑥の設計変更を不承認
 ⑫ 2021年 防衛省 国交省に⑪の不服請求
 ⑬ 2022年 ⑫を受け 国交省が県に承認せよと是正指示
 ⑭ 2022年 ⑬に対し 県は3つの訴訟を起こした(継続中)
 ⑮ 2022年 ⑥の県の訴えに対して 最高裁「県は訴訟を起こせない」 (今回)
        「 地方自治法の範疇。 国と自治体の折衝で解決せよ。」

これだけ並べても 泥沼ですね。 ⑭の訴訟があるからまだまだ続きますね。
この流れを読んでくると、「司法は逃げてる」という印象を僕は持ちます。
県が県民が「いやだ、やめてくれ」と国に訴えた場合、司法は判断してくれない前例になりますよね。それでいて、行政が行政に訴えて、仲間に判断してもらって、事を進める いやいや「進められる」んですよ。やはりどこかおかしいと思いすね。「国の方針だから市民は黙れ」がまかり通りませんかね。

なぜこんな理不尽なやり方がまかり通るのか? 国民が自分に直接かかわることでなければ全て他人事。考えようともしない。考えないように育てられてる。そこが大きいんだと思います。いや沖縄の、米軍基地の 問題だからじゃない。今の日本 事みな全てこうなんじゃないのかな。
今沖縄で起きてる「国民無視」の行政が「明日は我が身に」と考えてみてはどうか。
例えば 原発の新増設。 貴方の近所に設置となったら。
    敵基地攻撃用のミサイル基地が貴方の街に設置されるとなったら。
コメント
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