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建築家 白井晟一を知る

2022年02月09日 09時36分21秒 | つれづれなるままに
1月の放送録画を見て、建築家「白井晟一」を知った。
今流の「全てに合理的が優先される(作る過程も合理性重視なら、使われる段になっても合理的かが重視される)」建築物の中にあって、それに反抗するような「人間性」とか「文化性」「芸術性」を重んじた設計をやり通した建築家のようだ。こんな建築家がいたんだな。
こう考えるべきなのかな。 あまりにも「合理性の優先」が強いが故に、その反対軸として強烈に(あえて)反抗する勢力が発生した と。
だからだろう、面白い、凄い、見て感じてみたい と強く思った。 圧倒されたのは 長崎県佐世保市にある「親和銀行本店第3期 懐霄館」。外見もさることながら、その内部、意匠設計の面白さ、暖かさは凄い。さらにそこに置かれてる調度品は全て白井が欧州へ自らが買い付けに行って、集めた物らしい。
明治大正時代の重くて、格調ある建築物とまた違う趣。僕はより一層「人間味」を感じた。そういう建築家だから小さい個人住宅も設計してる。今でもいくつか残ってるようだが、現所有者が「捨てがたい」「ここがいいんですよ」と思い入れをもって、大事にしてるところにその「価値」を感じさせる。

今朝から白井のことを調べてて、近所に現存する民家があることを知った。「桂花の舎」と呼ばれてるんだそうです。歩いても10分ほどの所と知った。ぜひとも今日堪能してこよう。
コメント (2)
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