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日本記者クラブ主催討論会 10/18

2021年10月19日 17時13分52秒 | 国を憂う
昨日表記討論会を聞いた。以前から記者クラブが主催する討論会は中身の濃い話が聴ける場だと評価してる。日頃から幅広い観点で批判精神を持って状況を研究し、評価しているメディア関係者が事前に討論会の進行ストーリーを熟考した上で、かつ一切の忖度を入れないで討論する これほど充実した討論会は他にない。党首討論会より上だ。
昨日は衆院選の公示を前に9人の政党党首を集めての討論会、聞き逃すわけにはいかない。

期待の大きい討論会だったが、10年後20年後の国をどういう形にしていこうとしてるのかが各党首から聞けなかったのは残念だった。選挙を前にしてだからしょうがないし、そんな大きな話をしてる時間もなかったというのは理解します。でも「先々こういう形の国にするから、していかなきゃならんから今こういう手を打つんだ、打ちたいんだ」という関連で語ってほしかった は残りました。
今見えてる諸問題を一つづつ「どうして行かれますか?」と問う、「その点はこうして、ああして」のそれらしい答えなんだが、総体としてどんな関係になってるのか、矛盾を含んでないのか そのあたりが解らないまま、「そんなにうまくいくの?」の疑問だらけだった。またいいますが、この時期だからしょうがないのは理解してますよ。
問題別に断片的に語られるので「聞こえの良さ、票かせぎが目的で言ってる」のではと思わせるレベルで止まってる話も多々あったような。概して野党の提案にはどこか「自分が実施する立場にはならんから」が頭っからあるように聞こえた。一方与党には「自分が実施していく立場になるんだから」が強くあって、歯切れの悪さを感じた。まっこれが今の日本の政治風景だけどね。
最後にどうしても気になったのは岸田さんが「・・・・。なんですが、さらに政治的に考えますと(判断しますと)・・・・。」という言い回しを多く使われたこと。前半では野党と同様レベルのもっともらしい回答をされるのですが、後半では「少し先ですね」「調整が必要ですね」と言って、暗に「やらない宣言」をされるケースが多かった。多くの人、組織に忖度して答えてるのがありあり。何でもかんでも「政治的に考え」てもらっちゃ困るんですが。これでは何も変わらんだろうな、これまでの安倍、菅レベルの政治しか期待できないということ。「ここだけは命掛けてでも変える」位言えよ。
やはり自民党に「大きなショック」を与えないと変わらないな。それには国民が「変ることへの不安」を払拭すること、「変わることは面白いぞ」と思うようになることだ。「安定を考えた瞬間に停滞するのが世」と理解する事なんだが。
コメント (2)
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