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明日はヴィオレッタだけ

2021年08月04日 12時17分26秒 | オペラに挑戦
朝一番で先生から明日のソリスト練習の予定が入ってきた。明日はヴィオレッタ1人(田中絵里加さん)の練習になるそうだ。僕にこの連絡が来るのは「簡易なバミリでいいですよ」を知らせるため。舞台構造の前半分だけ作ってくださいの指示です。
「椿姫」のヴィオレッタは「ようこれだけ1人で歌うわ」と思うほど独唱アリアが多いです。それがどれもこれも美しい曲だからたまらないのですが。だから1人で練習ということになるのも解る。それが明日になったということですよ。
ヴィオレッタは各幕で3回 ’E strano!’ (不思議だわ)をアリアの一節で歌います。これがキーワードなんですね。
1幕では「日頃から普通の女性が経験する恋心なんて関係ない事と思ってきた私なのに、どうしたのかしらこの動揺は? あの若者が波風を立てたの?」とつぶやく。
2幕では理由も解らず彼が急にパリに向かったと聞いて「何故なの? 何をしに急いだの?」とこれまで経験したことない心配をしてる自分に不思議だわとつぶやく。
3幕ではもう死期が迫ってることを知りながらも「そっちに行く」という知らせを頼りに頑張っている。もうダメと諦めかけてた時彼が戻ってきた。その時「生きる力が湧いてきたように感じ」、不思議だわとつぶやく。
こんなアリアも含めて、どう歌いどう演技するか  ヴィオレッタ役の大仕事。1人特訓もしょうがないですね。
この練習を聞くのも楽しいですよ。変っていくにがわかるんですから。
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