温泉で有名人に

今日白州に帰ってきた。予定通り。　
蒸し暑くなりかけた都会を逃れ、快適感を期待したが、まったくだめ。今日は「今年一番の蒸し暑さ」と現地人がいってるのだからそうなんだろう。
だいたいこっちに来る道すがらで予感はあった。大月甲府間の笹子トンネルを抜けて、しばらく下りを走って勝沼のインター横まで来て、甲府盆地の底レベルに達した時、突然周りがムーっと暑くなったのを実感した。「一機に温度と湿度が上がった」って表現で解ってください。想像してください。
そこから30分ほどの甲府盆地ドライブは湿暑獄でした。信号待ちで車止めると汗がジワーッと出てくる。風はない。熱気と湿気が沈殿してる。
白州も湿気いっぱい。友人が訪ねて来て「今日の湿気はきついよ」と閉口してたから凄い日に帰ってきたわけだ。特にうちの庭、木が多くて湿気が溜まり易い。家の中までどこかカビ臭いからまいる。

こういう状況の逃げ場は温泉でしょう。サウナで出すだけ汗だすとスッキリするものです。
そのお風呂で「田中陽希」君に出っくわした。日本百名山を動力のある移動手段を使わず、ひたすら自力で１年のうちに全踏破したという冒険家。NHKのBS番組でよく拝見してた。「凄い若者がいる」と思いながら見てた。ともかく凄い奴です。海峡もあるわけですが、そこはカヌーで移動したんですからね。北は利尻島から南は屋久島までを想像してみてください。１年の内にですよ。　それに終わらない。百名山の次の二百名山も去年かな?踏破した。来年はさらに下の三百名山を１年間でやるという計画らしいが。
すぐ解った。「おっ陽希じゃね？」でしたね。あんまりべたべたはしたくないし、彼にも迷惑ですわね。軽く挨拶しただけで知らんふり。でも何か聞いてみたいことないのか？と自問。そうだ「外国の山に興味ないのか？」うんこれは聞いてみたいな。上手く目線があった時を見計らって目立たないように聞いて見た。どっこい、こっちは「静かに、めだたないよう」を心掛けてるのに、バンバン話てくる。彼のキャラなんだね。
「僕は登山家じゃないですよ、冒険が主義です。まだまだ日本の山相手にやってみたいこといっぱいあるんです」だって。完璧ですね。ついでに自分の経験思い出も少々聞かせてくれた。「人が好き」な人なんですね。
彼が先に風呂出たのですが、遠目でも僕に挨拶するチャンスはちゃんと見計らってました。　ますます好きになる男でしたね。
えっ何で今尾白の温泉に彼がいたかですか。はい、ロケでも冒険途中でもないようです。甲斐駒岳登山道にある「七丈小屋」の主人に会いに登ってきたと言ってました。
もうひとつかれのキャラを紹介。（失礼にはならんだろう）　　彼髭剃りで頭の毛も剃るんです。結局首から上の毛については「まつ毛」以外を入浴時に「髭剃り」で剃髪するんですね。首を下げて見えない頭に髭剃りを黙々と滑らせる姿もなかなか所業でしたよ。

昨日もダブル歌練

昨日の日曜日もまた歌練の梯子だった。しかも午前のオペラ練習が９時‐１時と１時間長くなった。今月から気合レベルを上げるそうです。
結果８時前に家を出て５時過ぎまで外出。真ん中の移動に余裕がないので昼はコンビニで軽食。

午前の部　オペラ「カヴァレリア」はほぼ完璧に覚えてるつもりだったが、３か所間違って覚えてる所を指摘された（細かいことなんですが）。でもこれが歌えない。癖になっちゃってるから簡単には変わらん。「わかりました。練習しておきます」で引き上げてもらった。ことほど左様に今の先生は楽譜を忠実に歌わせる。さすが大学の先生ってこと。
１時に終了、１時５分発のバスに飛び乗れた。４時間も歌って、ほとほと疲れてるのに。でもここでへこたれてるわけにはいかん。これぞ「気合」。第九の方がもっとエネルギーいるわけだし。

午後は２時から2時間半。今日も歌練の先生お休み。代役の先生が前に立ってる。髭を伸ばしてちょっと風貌が変わってるけど、座間で教えてくれた、公演でも副指揮をやってくれた吉田先生似。「人違いじゃないとおもいますが･･･」と挨拶に行く。「いえいえ、人違いじゃないです。」と返事くれて、意気投合。僕を覚えていてくれてた。今回の合唱団には座間の関係者が５人いるが、順番に挨拶に行ってた。これで先生も少し気楽になったのと違いますかね。そのせいかみっちり２時間半詰め込まれた。僕個人としては途中でちょっと睡魔にやられたりして。

歌も６時間根詰めて歌うと疲れるね。次回の練習はしごは8/20かな。