今日は仕事がお休みだったので、今年初めて都内へ行ってきました。
お目当ては、東京国立博物館(トーハク)で今日から開催の展覧会、
「建立900年 特別展『中尊寺金色堂』」
今年初の展覧会♪ 平日の上野は空いていました。
天治元年(1124)に建立された中尊寺金色堂、その建立900年記念しての特別展です。
世界遺産にも登録されている平泉の中尊寺金色堂へは何回か行ったことがあり、
一番最近の訪問は
5年半前の秋でした。
会場に入ると、8K画像データを使った超高精細CG(8KCG)の原寸大の金色堂映像が、
7m×4mの大型ディスプレイ上にが再現され、引き込まれるような迫力に圧倒されます!
そして、堂内中央に設置された須弥壇に安置される国宝の仏像11体が会場に来ていて、
中尊寺では遠くからしか見られない仏像がすぐそばで見られるのは又とない機会、
光背がなかったので、思っていたよりは小さいような気がしました。
その他、金色堂内を荘厳していた工芸品の数々や、
昭和37年から行われた昭和の大修理の際に作成された金色堂5分の1の縮尺模型、ピカピカです☆
同じく本館2階では、複製された螺鈿の須弥壇や金銅迦陵頻伽文華鬘も。
螺鈿細工が大好き、虹色に輝いていてとにかく美しい!!
中尊寺金色堂の世界にどっぷり浸った後、本館で開催されている数々の催し物へ。
まずは、毎年1月に開催される干支にちなんだ美術品を集めた恒例の
「博物館に初もうで 謹賀辰年(きんがしんねん)―年の初めの龍づくし―」
12年前にも辰年生まれの娘と一緒に龍尽くし展覧会を見に行っています。
十二神将立像(辰神)重要文化財 京都・浄瑠璃寺伝来 鎌倉時代・13世紀
龍涛螺鈿稜花盆 重要文化財 中国 元時代・14世紀
お正月らしい華やかな美術品も♪
色絵月梅図茶壺 仁清、「仁清」印 重要文化財 江戸時代・17世紀
源氏物語蒔絵源氏箪笥 漆芸品 江戸時代・17~18世紀
「茶碗 茶の湯を語るうつわ」展もやっており、
「登承天万仏閣偈」 北礀居簡筆 重要文化財 中国 南宋時代 など盛りだくさんでした!
今日は、このトークイベントがありとても楽しみにしていました♪
中尊寺貫首の奥山元照による『金色堂建立900年に寄せて』のメッセージ、
中尊寺釈尊院住職・岩手大学客員教授の菅野成寛氏による講演『東アジアの仏教文化と中尊寺金色堂』
金色堂の中の須弥壇に奥州藤原氏四代がミイラ化して今も眠るという謎、
日本では他に類を見ない金色堂の意味するものとは、等、とても興味深かったです。
今日は予定がいろいろあったので、在来線の遅延を恐れて上越新幹線で上野駅まで行きました。
ちょうど10時ごろに着くと、駅のホームに降りた時に「停電により運休しております…」
のアナウンス、ニュースを見ると一本遅い新幹線に乗っていたら間違いなく途中で止まっていました!
帰りには復旧していると思い「お茶する?!」という話になりましたが、
心配なので取り敢えず上野駅に行くと終日運休ということで、慌てて在来線に。
在来線の到着駅から、朝、車を停めた新幹線駅へ(とても離れている!)の
シャトルバスにも奇跡的に乗れて、大きな影響も受けず無事に帰って来られました。
復旧作業中に大変なケガをされた方がいらしたようで、その方の容体が心配です。。。