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今の公立図書館

2020-06-14 | 図書館
新型コロウイルスの感染拡大、そして緊急事態宣言発令の日から、
公共の施設はほとんど閉館、各地の公立図書館もすべて休館となっていました。
MY書斎のように多くの本を借り、読書や憩いの場として利用させてもらっていた身としては、
行き場も本も失って、辛い日々でした。

緊急事態宣言解除の5月末から、やっとぼつぼつと開館し始めるところが出てきています。
が、利用可能なのはその市町村在住者・在職者、予約の本のみ貸出・返却、となっているところがほとんど、
週末に2つの公立図書館へ行ってきました。

一つ目は、本校のある市の公立図書館。
まずはマスクを着けて入り口で体温を測定、すぐに両手を消毒するように指示されます。
次に「市内在職者」としての身分証明書、住所を確認できる運転免許証、
その場で名前と電話番号を記入した入館票を出してやっと館内へ入れます(滞在は30分以内)。
利用者カードの有効期限更新の手続きをし、書棚もちょっと見たいと思ったのですが、
シートの向こうからマスクをした何人ものスタッフに見つめられて、そそくさと出てきてしまいました。
検索機やラウンジのソファや机、新聞・雑誌、読書室、レファレンス室、Wi-Fi等も使えなくなっていました。

今日は、地元の公立図書館へ予約本の貸出に行ってきました。
1ヶ月以上前に受取可だったのに、ずっと閉館していて忘れたころに連絡をいただきました。
こちらはまだ館内に入れず、検索機が入り口の外に置かれていました!
予約は、ここの予約用紙かFAX、そしてハガキ(!)で申し込むとのこと。
予約本を取りに行くには、事前に取りに行く日時を予約、
チャイムを鳴らすとシートの向こうの小さな窓から本が差し出されました!

今まで、いかに自由に図書館を利用できていたのか思い知らされました。
公共の施設とは言っても、これだけ自由に利用できる場所は図書館以外ないのではないでしょうか?
予約も、届けもいらず、いつでも、無料で、誰でも、住まいがどこでも(無くても…)、用がなくても、
自由に出入りでき、本や雑誌を読んだり、DVDを観たり、うたた寝したりできるのです。

早く、以前の自由で開放的な場所に戻って欲しいです。
本校図書館もあと1週間は予約本の貸出・返却のみ、通常登校になったら誰もが自由に来れる場所に!
冒頭画像は庭の沙羅の木の花、一日花で繊細な花びらが雨に打たれていました。

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