今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

映画 「ALWAYS 三丁目の夕日 '64」

2012-01-29 | 映画
映画「ALWAYS 三丁目の夕日 '64」を観てきました。
昨年は18本の映画を映画館で観ましたが、今年1本目の作品です。

2005年公開の「ALWAYS 三丁目の夕日」は昭和33年(1958年)が舞台、
2007年公開のその続編「ALWAYS 続・三丁目の夕日」は昭和34年(1959年)が舞台、
そして今回の第3弾は東京オリンピックの年昭和39年(1964年)が舞台です。
ついに(記憶はないけれど)私が生まれている年になってしまいました。

この3本をすべて見ましたが、ストーリーとしては今回作が一番良かったように思います。

第1作は多くの映画賞を受賞して高い評価を得、
日本アカデミー賞の最優秀賞発表で、この13部門の内12部門で最優秀賞を獲得しました。
建築途中の東京タワー、東北からの集団就職、等、遠い昔の知らない時代と思えます。
昭和を懐かしむ映像部分が話題となり、それに引っ張られた感がありました。

第2作は、その4ヶ月後の設定で、東京タワーは完成。
小説家の茶川竜之介が芥川賞を取れるかどうか、が映画のメインでした。

そして今回の第3作は、高度成長期の真っ最中!東京オリンピック開催、東海道新幹線開通に日本がわきます。
この三丁目に暮らす人々の別れと出会い、
住み慣れた夕日町三丁目を離れて、新しく人生を始めようとするエピソードが中心になっています。
3D映像で見ましたが、冒頭のタイトル画面で東京タワーの先端から見下ろす映像がとっても立体的でした!
淳之介役の須賀健太君、この6年で40cmも背が伸びたそうです!!

以下、ネタバレ注意です。
映画終盤で三浦友和演じる町医者の宅間先生が「幸せってなんでしょうなあ?」と問いかけます。
この言葉がこの映画の主題なのでしょうが、私はちょっと??と思いました。
この頃、そういう考えはあまりなかったと思うのですが・・・
日本は高度成長期の真っ最中で、詰め込み教育、モーレツサラリーマンの時代です。
上を目指し、豊かになり、お金持ちになり、モノをたくさん買うことが幸せな時代だったでしょう。
これは、物質的な豊かさと心の豊かさの分岐点に差し掛かっている今の私たちへの言葉ではないでしょうか。

まぁ、とにもかくにも楽しくて心に沁みるいい映画でした。
吉岡秀隆と堤真一の弾け度合いが半端じゃありません♪
久しぶりに(大人になっていた!)森山未来くんも見ました。
一緒に見に行った連れ合いは「第4弾は万博の年だ!」と言っていましたが、さていかに?

最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
悩む (きらら)
2012-01-30 16:42:46
私、明日行こうかと思ってるんですが、2Dにしようか3Dにしょうか悩んでます
時間的に3Dの方が都合がいいので、たぶん3Dかな?
んんっ、holyさんは私と1歳違いのようですね。
私は、東京オリンピックの翌年です

まだ貸切になった事はないんですが、最寄の映画館、人がそこそこ入っていればいいな
いつも自分の定休の火曜日に行く事が多いんですが、毎回貸切になるんじゃないかとドキドキしてます(笑)
返信する
三丁目 (Kyon2)
2012-01-30 18:37:56
東京オリンピックがしっかり記憶に刻まれているKyon2です。
holyさんが言われるように、39年当時は「幸せって何なのか?」と問いかけるような悠長な時代ではなかったと思います。
皆、中流意識など持っておらず、活気はありましたが、まだ生きていくのが精一杯で、
人生を見つめるなんてことは、もっとずっと後になってからでしょう。

シリーズものは往々にして最初が一番良いので、この三作目を見に行こうかどうか考えているところでした。
1作目は友達と、2作目は夫を無理矢理引っ張っていきました。
3作目も、夫を連れ出そうかなぁという気になってきましたよ。ありがとうございます。
返信する
きららさま (holy)
2012-01-30 22:00:56
私も時間的なことで3Dで見ましたが、
冒頭のタイトル画面と最後のエンドロール以外はそれほど3Dならではの場面はないように思いました。
きららさんは妹と同い年ですね。
この「東京オリンピックの時に生まれていた」かどうかはちょっと年代を分けるものですよね。
私は生まれて「いた」のできららさんと1つ違いではなく、もうちょっとお姉さんですよ♪

私たちは日曜午後の時間帯に見に行ったので、驚くことにかなりの混雑でした!
今までに、自分を含めて3人という時が最少で、まだ貸し切りはありません。
貸し切りも怖いけれど、自分の他に他人が1人というのも怖そう~。
返信する
Kyon2さま (holy)
2012-01-30 22:12:20
ある社会学者が「昭和を美化しすぎている。」と言っていたのを思い出しました。
今みたいに便利でもないし、衛生的でもないし、美味しいものも、綺麗なものもなかったですが、
みんながそうだったので気にならなかったのかもしれません。
人とのつながりが濃い分、生きにくいこともあったでしょうね。

人気が出ての続編は駄作が多いですが、これはなかなか良かったですよ。
3作目ともなると自分も3丁目の住人になったような気さえして、
「淳之介君、大きくなったねぇ~。」なんて近所のおばちゃんモード。
「茶川は相変わらずダメなやつだなぁ」とかね。
私も夫婦50を利用して夫と行きました。
返信する
芝付近でしょうか? (桜子)
2012-02-01 21:03:01
私は東京タワーが出来上がった翌春、父の出張時、兄と共に東京に連れてきてもらいました。
その時の思い出は山ほどあるのですが、東京タワーのそれは格別です。

映画は、テレビで先頃放映されていましたので、2本とも見ましたよ。3作目も早くテレビでやってほしいな~、などと怠け心でいます。

東京タワーが大きく見える付近をウロウロしていますので、3丁目ってどの辺を想定しているのかしらと考えています。holyさんならご存知でしょうね。

そちらは今冬、氷点下まで冷え込んでいるのですね。お風邪ひかれませんようにね。

返信する
桜子さま (holy)
2012-02-01 22:58:17
遠く関西からも見にいらしたのですね。
皆さん、きっと東京タワーにはいろいろな思い出があるでしょうね。
幼少の私は東京タワーの「テレビ電話」に感動したことを思い出しました。

三丁目は今の港区愛宕あたりだそうです。
以前はどこからでも見えた東京タワーも、今はビルに囲まれてなかなか見えませんよね。
返信する

コメントを投稿