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アンデシュ・ハンセン 著 『スマホ脳』

2021-04-27 | 本の紹介
アンデシュ・ハンセン 著 『スマホ脳』(新潮新書)読了しました。
『一流の頭脳』の著者が脳科学の最新研究から明らかにする恐るべき真実、
世界的ベストセラーが、久山葉子 翻訳で日本でもベストセラーになっています。

本の表紙には「スティーブ・ジョブズはわが子になぜiPadを触らせなかったのか?」
本書によると
「わたしたちは1日平均2600回スマホに触り、10分に1回手に取っている。
現代人のスマホのスクリーンタイムは1日平均4時間に達する。」
多くの人がスマホに操られながら過ごす毎日、あながち言い過ぎでもなさそうです。
電車でも、街中でも、家庭でも、歩きながら、TVを見ながら、食事しながら、
スマホを見ている人がとても多く、この私も「違う」とは言い切れません。
10年ほど前にスマホでインターネットが見られるようになってから一気に進んだとのこと、
それに輪をかけたのがWifiの普及もあるでしょう。

インターネットは簡単な調べ物や探し物に便利で、PCと同じスマホの便利さは手放せません。
ただ、その使い方を誤ると貴重な時間の浪費、脳の情報過多、そしてSNSでの孤独感、
と、弊害が多くなってくると言います。
それは、人間の脳はまだ原始の時代の「生き抜くこと」が最優先とされていて、
この数十年の驚異的な文明の進歩に追いついていないからだそうです。

サイトは実に巧妙に作られていて、見ているだけで次から次へと見たくなります。
10歳にも満たない子どもには、自制心がまだ育っていないので、
世界のIT企業のCEOやベンチャー投資家たちの多くは、
わが子のデジタル・デバイスへのアクセスを認めていないか極めて厳しく制限しているそうです。
実際、孫たちは親から利用時間を守るように言い聞かされています。
まだ字も読めない頃からSiriを使って、自分の見たい動画を探していることに驚きました!

また、SNSの依存性の高さは薬物に匹敵し、逆に孤独感を増してしまうので、
SNSでつながるのは積極的に交流したいと思う人だけをフォローしましょう、と。

スマホの使い過ぎで精神的に病んでしまったり、集中力がなくなった人には、
運動が一番効果的だと書いてありました。
どんな運動でも、短くても、軽くても良いのだそうです。
私は、夜にTVを見ながら10分間でも運動しようと、踏み台昇降運動用にステップ台を使っています。
(なぜTVを見ながら?そしてわずか10分間?・・・笑)
 
今夜は満月、上り始めの月はとても大きくピンクがかっていて、
なるほど4月の満月はアメリカ先住民の呼び名では「ピンクムーン」というのだそうです♪

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