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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

しだれ桜

2022-03-30 | いろいろ
近隣のお寺に樹齢およそ300年の立派な枝垂れ桜があると知って、見に行ってきました!
近くにこのような素晴らしい桜の巨木があるなんて、今まで知らなかったです。
平日ですが隣県(すぐ近く!)や県南ナンバーの車で見に来ている方もおり、有名なのですね。
満開の花がたくさんついた枝垂れが風にゆらゆらと揺れ、花びらが舞い、とても雅な風情、
木の下に入って上を見上げたら、桜の滝の中にいるようでした♪
 
夜9時までライトアップしているというので、夜にまた見に行ったらまさに幽玄の世界!!
 
昼間の枝垂れ桜とは全く違う印象で、
日中は華やかで明るく瑞々しさを感じましたが、夜の桜は迫力があり怪しく怖ささえ感じました。

千本桜で有名な川沿いもウォーキング、こちらは満開までもう少しといった感じでした。
 
ソメイヨシノの色づきは控え目で可憐、全体を見てもひと房ずつを見ても素敵です。

近くに、十二天を祀った神社があり、そこの樫の木も巨木なのだそうで、そこへも行ってみました。
ウグイスの声が響き、トンビが空を飛ぶため池のそばに車を停めて、山道を少し歩きます。
 
すると、見えてきたのは「寺戸の樫」、推定樹齢700年だそうです!
 
直径1.16m、胴回り3.66m、樹高23.30m、堂々として立派な樫の木、
幹は風に吹かれ続けてなのでしょうか、ごつごつとして大きくねじれたようになっています。
この地は我が町、知らないところがまだまだありました!

さらに、郷土かるたで名前は聞いたことがあるけれど行ったことのない歌碑を見に。
万葉集巻二十に載せられている4413番歌 防人の歌がこの地で詠まれました。
作者は、防人を命じられた桧前舎人石前の妻である大伴部真足女(おおともべのまたりめ)
「枕太刀 腰に取り佩き まかなしき 背ろがまき来む 月のしらなく」
 
1200年前にこの地からも防人を勤めるために、九州大宰府へ行ったとは!
その頃九州は想像できないほど遠く、帰って来るとは思えず今生の別れを覚悟したでしょう。

昨日とは打って変わって暖かで風も無かったので、近隣をミニトリップ♪
300年、700年、1200年という時の流れをも感じた春の一日でした。