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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

アルチンボルド展

2017-08-27 | アート
上野の国立西洋美術館へ、友人と連れ立って「アルチンボルト展」を観に行きました。
ジュゼッペ・アルチンボルド(1526-1593年)はイタリア・ミラノ生まれの画家で、
16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍しました。

その代表作は『四季』-《春》《夏》《秋》《冬》-と、『四大元素』-《水》《大気》《火》《大地》。
私はウィーンの美術館でこれらのうちいくつかを見たことがありその特徴的な絵を覚えていましたが、
それが一連の流れを持った作品群とは知らず、また、すべてを比べながら一度に見られるまたとない機会、
この8枚の絵を特にとても楽しみにしていました。

こんなところに馬が!鳥が多すぎる!動物の目が怖い!イヤリングがおしゃれ!目が花びら!など、
謎解きのようでいくら見ていても見飽きません♪
果物や野菜、魚や動物といったモティーフを思いがけないかたちで組み合わせた、寓意的な肖像画の数々、
奇想と知、驚異と論理とが交錯するそれらの絵画は、ユーモアある知略の芸術です。
世界中に存在する多くのものを描き込むことで、ハプスブルク家の繁栄と豊かさも表現しています。
この8枚以外にも、書物で構成された『司書』という肖像画もあり、思わず絵葉書を買いました♪
アルチンボルドの絵は20世紀のシュルレアリスム以後のアーティストたちにも、大きな刺激を与えたそうです。

笑いながら楽しい気持ちで美術展を見終えるのもあまりないことです。
夏休み中なので子どもたちもたくさん見に来ているのもとても良いこと、
娘の家族もおチビたちを連れて、みんなで楽しく見に行ったらしいです。

ランチは日比谷にあるホテルのフレンチ「レ セゾン」で、友人の年に一度のバースデーランチ、
ホテルロビーも、レストランも素敵です♪
 
まずは、ノンアルコールスパークリングで乾杯、お誕生日おめでとうございます♪
・アミューズ:レストランオリジナル缶に入ったムース 食べられる4つ葉のクローバー付き!
・前菜:オマール海老のりんごとシトロネルのジュレ寄せ 白ポルト酒でコンフィにしたセロリ
・魚料理:瞬間に火を入れた天然鯛とさまざまな貝を一緒に 絶品でしたーーー!
・肉料理:地鶏と野菜のロースト 季節のフルーツに蜂蜜ヴィネガーをからめて
・デザート:マンゴーにライムのジュレとカレーのアイス
・カフェ:プティデザートとチョコレートとともに

肩ひじ張らずに楽しく食事できるよう、お店の方の配慮やおしゃべり、サービスが素晴らしかったです。
料理の中に使われていた「白ニンジン」を見たことがない、と話すと、
イギリスから空輸されたという実物を、キッチンから持って来て見せてくれました!

天然酵母や胡麻、海苔のパンも美味しくいただき、食事とおしゃべりは楽しく弾み、
ホスピタリティが気持ち良く、「また来たい♪」と強く思うレストランでした。