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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

東京都美術館で 「エル・グレコ展」

2013-03-13 | アート
今月初めに3学期期末テストが終わってから生徒は自宅研修になっているので、
図書館へ来る生徒も少なく、私はこの時期ちょっとのんびりです。

先週末のお出掛けの続きを・・・
日曜日、まずは東京都美術館で開催中の「エル・グレコ展」へ。
スペインでいろいろ見たから行かなくてもいいかなぁ~と思っていたのですが、
スペイン以外のメトロポリタン美術館、ボストン美術館など、世界の名だたる美術館や
トレドの教会群から油彩およびテンペラ画51点が集結している国内史上最大のエル・グレコ展
らしいので娘と行ってきました。

没後400年を迎えるスペイン絵画の巨匠ですが、その色使いや構図に新しさを感じます。
20世紀の画家ピカソもずい分影響を受けたらしいです。

何といってもこれが来ているのがすごい!



高さ3メートルを超える祭壇画の最高傑作の一つ《無原罪のお宿り》、初来日です。
スペイン トレドのサンタ・クルス美術館にあるものですが、
今、旅行でトレドへ行く方は、これが現地で見られなくてかわいそう・・・

この絵と題名の意味がよくわからなかったので、娘(学芸員の資格有)に説明してもらいました。
聖母マリアはイエスを処女受胎しましたが、
マリア自身も「原罪=情欲の交わり」なしに生まれてきたとされています。
キリストの母マリアは汚れなき存在であり、原罪なしに母アンナの体に宿ります。
天空を降りてくるマリアは絵では大人の姿をしていますが、
本当は卵の状態でアンナの体に宿るところだそうです。

それと、もう一つ気になった絵は「キリストの復活」。



死後3日で復活したキリストが勝利の白旗を持って浮かび上がります。
体つき、手の動き、若々しく美男子なキリストから「やったぜ!」感があふれだしていました。

ランチは美術館内に新しくできたレストラン「IVORY」で、
「エル・グレコ展特別コース」をいただきました。
美術館のレストランにしては静かでゆっくりでき、いいところ見つけました。



美術館の外へ出ると、空が黄色く霞んでいてビックリ!!あまり見たことがない「煙霧」。
埼玉は強風が吹いたそうですが、東京はいたって静かなものでした。
今日も埼玉県南はひどい風だったそうですが、日中の県北部は無風・・・
今、夜になって強風が!

午後はBunkamuraで映画「愛、アムール」を見ました。
その記事は、アカデミー賞関連でまた後日・・・