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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

辻井伸行さんの快挙

2009-06-14 | いろいろ
日本に心弾むニュースを運んでくれたピアニストの辻井伸行さん。

世界的演奏家を多く出している「バン・クライバーン国際ピアノコンクール」で優勝しました!
このコンクールは、ピアノコンクールとしては
チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールなどと並ぶ最難関なのだそうです。
そこで世界一になる!なんと素晴らしいことでしょう。

連日、彼の成育歴やご家族のこと、周囲の人々からの逸話などがTVで紹介されています。
そのどれをとっても「素晴らしい!」の一言に尽きます。

生まれつき目が見えないないとわかった時の、ご両親のお気持ちはいかばかりだったか。
それを乗り越えて。。。
と心が痛みますが、伸行さんご本人は「いつも音楽とともにあって幸せだった。」
と明るく語っているのを聞くと、
幸せとはそれぞれに形が違うものなのだと思い知らされました。
人と比べてとか、普通はこうなのに、という基準などに心を迷わせることのない、
本当に純粋な音楽の心があんなに美しい音をうむのでしょう。
そしてこのように育てられたご両親にも感嘆します!

私は、彼の演奏を東京国際フォーラムで聴いたことがあります。
今から1年ほど前で、ブログにも記事にしました。
こちら
小林研一郎氏の指揮、新日本フィルのオーケストラで、
ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調「皇帝」op.73
を演奏されました。
その時の記事にも書いていますが、とにかく音がきれいなのです。
ピアノだからどう弾いても同じだろうと思うのですが、
この時、ピアノの透明感のある音というのを感じました。
しかも、弾き終って退場する時まで目が不自由ということに
私は気がつかなかったのです!

これからも演奏家としてどんどん活躍されるかと思います。
だんだんに「全盲の」という冠語が取れていくことを願います。
「全盲の日本人ピアニスト」から「日本人ピアニスト」、
そして「世界のピアニスト」として活躍していかれることでしょう。

11月に熊谷市のさくらめいとでリサイタルがあるらしいです♪
是非行きたい!!