今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

朗読

2009-06-11 | 学校のこと
今日の1時間目、響生の時間に私は全校生徒1,500名の前で朗読をしました!

この話があったのは、4月新学年が始まって間もない頃、
全校ホームルームの「響生の時間」担当の先生からお話がありました。
今年の響生の時間の年間テーマが「読書」になったと。
そして「響生の時間に先生に読み聞かせをしてもらいたいのです。」。。。

えーーー!それはちょっと。。。!
と初めはお断りをしたのですが、
どうしてもやることになっていて、しかももうちゃんと日にちまで決まっているとのこと。
「本をたくさん読みましょう!」と日々呼びかけている私ですから、
やらないわけにはいかないと思いお引き受けしました。

「何を読もうか?」が重大問題!
作品選びを間違うと、きっと生徒たちは聞いてくれないでしょう。
30分以内に完結する小説。
太宰治、芥川龍之介、宮沢賢治、中島敦といった文豪から、
最近の東野圭吾、重松清、石田衣良、恩田陸、etc・・・
短編を探しまくりました。

最終的に芥川龍之介の『鼻』と宮沢賢治の『よだかの星』に絞りました。
『鼻』は3年生の教科書にあるということで『よだかの星』に決定!!

それからは読む練習練習また練習!
国語の授業での「範読」でも「音読」でもない「朗読」になるよう
読み方を工夫したり内容を勉強したり宮沢賢治のことまで調べたり。

そして今日、全員が静かにきちんと最後まで聞いてくれ、
私も、生徒の聞く姿勢に励まされるように今までで一番良く出来た気がしました♪
「終わった~!」という充実感と開放感。

午後、図書館へ行くともっと嬉しいことが待っていたのです。
たくさんの生徒たちが図書館の前で待っていて
「先生、良かったです!」「緊張しましたか?!」「辛い内容でした。」
「全然かまないで上手でしたー!」「賢治の作品、何か読みます。」
と次々に声をかけてくれたのです。
教師が生徒に褒められて喜んでいては仕様がないのかもしれませんが、
私は素直に嬉しかったです♪

「やって良かった。。。」
新しいことに挑戦できて、またひとつ階段を上れたかな!?
今、背中に羽が生えている気分です。