今年は総会シーズンがずれ込んで、6月になってもまだまだ終わらない。だいたい5月まででほとんど終了していた時代から振り返ると、スケジュールはその分散漫になっているとはいえるものの、何かつっかえたものがいつまでも残っているような感じで、なんだか落ち着かない。書面審議のところも多いが、そうであるから送られてくる資料が例年以上に机の上に積み上がり、視界を邪魔している。印鑑をついたり(近年は逆にこれをしない資料も多い。署名をして印鑑の欄がないので、かえって戸惑ってしまう)、そのまた保存のためにコピーを取ったり、確認を忘れないようにしなければならない。中には総会の一員としては書面だけれど、役員としてはリアル開催のあるものもあるし、書面とリモートとリアルとの混合で、いわゆるハイブリッドといわれるものもある。ネット会議は長時間には向かないとされていて、別日に研修などを含んだものもある。いろいろあるので当然日時がブッキングしているものもあるし、移動の伴わないものに関しては、三十分刻みで出席が可能になってしまって、過密な日もある。似たような議題なのに、まったく主催者が別で紛らわしいものもある。まだ開催がネットなのかリアルなのか明らかにされていないものさえある。この紛らわしさの中にあって、すでに開催日を間違って手帖に記入していたり、前日に確認してやっと書面審議に変更されていたものに気づいたりして、冷や汗を何度も書いている。結局は電話で確認したものでないと、ちょっと信用できない状態かもしれない。メールは便利になったけど、やっぱり場合によっては、なかなか信用ができないものが含まれているようだ。
会議自体はズームで十分というものがそれなりにあるのは確かなことだけれど、これが未来永劫続くのかというのは、未確定ではないかと感じる。つまるところ、不十分であるが仕方なくやっているというのが、むしろ露呈してきていると思う。特に生産的なものを決めるものなどの場合は弊害が多い。会社によっては開発が遅れに遅れているという話も聞くが、その通りだろう。リアルというのは、その開催方法の前に無駄がたくさんあるものではあるが、そのために使われる労力に伴い、集中力が高まる場合もあるのではないか。
もっとも、その後に結構飲み会をやっていたのも確かであって、そういうものはほとんど消えてしまった。2年前くらいの日々を思い起こすと、なんだか本当に遠い過去のような気もする。いったいあれは、何だったのでしょうね。