カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

ボタン電池はめんどくさい

2018-09-02 | 掲示板

 所属する班に不燃物当番が回ってきた。僕の役割は10時から11時までの一時間。以前に回ってきた当番はなんだったのか失念したが、何年かに一度くらいのペースで回ってくるお役目であると思う。まあ、不燃物って燃えないゴミなんだろうけど、そもそもなんにも燃やせないんじゃないか? くらいの知識しかないので、行く前は適当である。僕がもう少し若ければ事前に勉強したかもしれないが。
 という事で立つが、基本捨てに来る人が捨てるのを見ているだけである。班長さんとか詳しそうな先輩がいるので不安は無い。何人か捨てるのを見るだけで、だいたいの感じは分かる。そんなものだから。
 しかし時々???というのがあって、さらにその先輩当番の人が現場を見てない感じの時に、ちょっとだけ慌てる。ここでいいですか? と直接聞かれる時もある。知らんが、まったく分からないのでなければ「ウン」とうなずいてみたりする。何しろ不燃物だからコンテナに分かれている分類も知れている。①電池②刃物など③電球など④ガラス⑤陶器⑥金物⑦小さい電化製品など(分類としては再利用しにくいプラスチックっぽいですね) 
 大きめの鞄(この日はスーツケースも皮のような鞄もたくさんだった)など別の一角にまとめて捨てる。小さい柵のようなものから板切れ、ストーブや炊飯器なんかも捨てられていた。また毛布とか塗料缶なんかも持ち込まれていたようだ。記憶で書いているので、これが正確に分類を記している訳では無いかもしれないが、うちの町内は比較的厳格で無いようで、担当者のような高齢の人は、可燃物などを間違って持ってきた人に対しても、少量だったりすると別のコンテナに入れて受け入れていた(要するに別日に出すということだろう)。また電化製品の電気コードは、ハサミで切って本体とコードを別にしていた。この係りのような人が自然に決まって、うちの班の新人さんが張り切っていた(偉い)。
 そういうゆるい当番なので楽しいのだが(普段同じ班の人とも話をしないので、いろいろと会話がはずむのである。また、普通に僕より先輩の高齢者が多いので、彼(彼女)らを黙らせることは不可能だ)、まだ8月の暑い日だったので汗はかいた。進んでやりたくない仕事は、強制でやらされるから楽しいのだ。
 ところでこれの一番の疑問は、電池である。単三単一などのいわゆる普通の電池は、ニッカドのような繰り返し充電するもの以外は捨てていいらしい。よく似ているから緊張するデザインがあるようだった。受け入れると市の業者が持って行かない。僕は困らないかもしれないが、担当者は困るかもしれない。さらにいわゆるボタン式の電池も受け付けない。理由はよく分からなかったが、まとめると危険なものがあるのかもしれない(水銀など)。捨てている人に「ボタン式電池はダメですよ」と断ったら、じゃあ何処に捨てたらいいの? と聞き返された。僕もそれは知らないが、とっさに販売店に返したらいいのでは? と答えた。隣のおじさんも無言で同意していた。せっかく捨てに来たのに、どうもすいませんでした。気になったので後で調べたら、そうするしかないようですね。嘘つかなくて良かったよ。
 他にも最近はモバイル・バッテリーというのがあって、奇怪な形やカードみたいなのもあった。電池をためている袋から、ドバっと捨てる人がほとんどで、人が集中して捨てに来ると、ちょっと見逃してしまう。ボタン電池やカードのようなバッテリーは、だからいくつかはコンテナに入っていた。委嘱か何かを受けているらしいおじさんは、しばらく「参ったな」とつぶやいていたが、ガラガラとそれらを混ぜ合わせて、「たまに業者も知らずに持って行くことがあるんだよね」と言った。ずるいのではないか。
 まあ、そのように知ったこっちゃない責任の下当番が回ってくる。以前はうるさい人が居たような気もするが、これくらいなら平和でいい。まあこれも平和でいいくらいの少量の問題で済んでいるからであろうけど、問題ある人はこんなところに捨てにすら来ないだろう、などとも思ったことだった。
コメント
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