トッケイヤモリという巨大ヤモリがいる。東南アジア原産で大きいものは35センチあまりもある。結構獰猛で、昆虫以外にネズミなども食べる。体が大きいので蛇などに襲われても呑み込まれなくて、その後逆襲している映像も見た。でもさすがに猫には襲われていた。しっぽを切って逃げていたが。
名前の由来は、本当にトッケイ、トッケイと鳴くかららしい。求愛の為鳴く様で、かなり遠くまで声が聞こえる。家の害虫を取って食うので、東南アジアの家の多くは、共存している。
さらにこのヤモリの面白いのは、卵を産んだ後にも、卵を守るような行動をとるらしいことだ。さらに小さいうちは共存して暮らすらしい。もっとも他の個体であれば、構わず取って食うようなこともする。爬虫類で子育てをするような事が分かれば、大発見かもしれない。
さらに驚くのは、日本などではペットとして人気があるらしいことだ。獰猛で咬むにもかかわらず、さらに馴れるようなことも無いだろうにかかわらずである。割合安価で売られているようだから、逃げ出して生息しているのもいるのかもしれない。もっとも寒さには弱そうなので、外では日本の冬は越せないかもしれないが。
デカい上に薄青い体に紫の斑点があってかなり不気味であるが、これがかわいいという事なんだろうか。まあ、好きずきではある。飼われていれば、詳しい生態がまた分かるようになるかもしれない。環境によって暮らし向きは違うかもしれないのだが。