カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

古臭くなくハイボール

2018-09-14 | culture

 僕は普通に酒飲みだから、普通にいろんなところで酒は飲む。しかしながら昔からあんまり行かない酒場というのがある。ほかならぬバーである。地元にあんまりバーが無いということもあるし、選択肢が少なかったせいもあるかもしれない。バーのような店を敬遠している訳でもないが、そもそも地元ではあんまりバーを選択しない。それになんというか、カクテルというのに苦手意識があるようにも思う。作るのを見て楽しいというのは分かるが、飲んでどうという方が重要だ。結果的に何杯か飲まなくてはならない。いちいち選択するというのは面倒くさい。結局、水割り(ウイスキーの)というのが増えて、カクテルは覚えなくなった。水割りにもバーには流儀があるらしいが、まあ、そういうので値段が違うほどには、価値がよく分からない。便利な面もある場合があるが、選択肢から消えるのはそういう理由ではなかろうか。
 でもまあ、出張で一人で無い場合には、バーが便利な時はある。だからだろう、出張中にめんどくさい時には、バーに入る。馬鹿ッ高い店もあるんだろうが、少人数でちょっと話をするために入る場所としては、バーというのは割合に便利である。
 それにであるが、今はハイボールが流行っているらしくて、なんだか敷居の低くなったバーが増えているのである。はっきりとハイボールが中心の店も多くなった。いわゆるお手軽感があって、人も多くなっている。
 僕の若いころにもハイボールはありはしたが、なんだか古臭い飲み物だった。若いくせにそんなものを飲むのか? 注文するとそういう雰囲気があった。それにどういう訳か国産のウイスキーというのは格が下のような感じがあって、後ろめたいような気分もあった。まあ、一杯くらいはハイボールで、後からちゃんとウイスキーも飲むけんね、っていうような顔をして飲む。おかわりなんかしてしまうと、本当に酒が弱いか、よっぽど喉が渇いているのではないか、という感じがしたものである。
 今はそういうことに頓着する必要はない。堂々と最初からハイボールを衒いなく飲んでもよろしい。聞くところによると、ウイスキーが売れすぎて、品薄になっているという。もともとウイスキーはぜんぜん売れなくなっていたらしくて、少し流行ったら在庫が無くなってしまったのだという。何となくバランスの悪い話だが、足りなければ外国から調達すればいいのかもしれない。今は外国産のウイスキーと言っても、親会社が日本だったりするらしい。まあ、そんなことまで気にして飲んでいる人なんて、そんなにいるものでもないだろうけど。
コメント
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