こんもりシロツメクサ

2008-06-06 | 【草花】ETC
 今朝の新聞を見ていたら、21枚の葉をもつクローバーが見つかったという記事が載っていた。
 そう言えば小さい頃、しばしば金沢大学病院に行った。病気でではない。
 病院の前庭にクローバーが群生していた。四つ葉のクローバーをさがしたりしたものだ。いつも気になっていたことがある。群れているクローバーの真ん中あたりがこんもりと盛り上がっていたのである。数十年を経た今なお憶えているのだから、かなり印象深かったのだと思う。どうして、あそこだけ土を盛っているのだろうかと思ったりした。何かを埋めたのだろうかと想像してみたりもした。しかし、どうも土のせいではなかったようだ。
 クローバーに限らないようだが、同一種が群れ生えると、どうしても中心部の植物は、日陰にならないようにと背を高く伸ばすのである。クローバーの生存競争のなせるわざだったようだ。また、クローバーばかりが群れているということは、他の植物を排除しようとする力がはたらいているかららしい。なんらかの物質を発し、お前ら近づくなとやっているらしい。そのような物質をアレロパシー物質と言うそうだ。
 クローバーは、「詰草」と書く。白いクローバーは、シロツメクサ。「爪草」というのは、別物である。

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