“シュンポシオン”で

2020-04-28 | 【断想】音楽

 スカルラッティの名前をおぼえたのは、確か、倉橋由美子の小説「シュンポシオン」でだった。
 こまかい文脈は忘れたが、知的でセンスがよくて、シニカルな面があって、つまらない屈託からはずれた女性が弾いていたのが、スカルラッティだったと思う。
 それで、是非、聞かなくてはと思った。
 スカルラッティ聞こうかと思うとき、いつも誰の演奏のがいいだろうかと思う。
 スカルラッティは、鍵盤楽器の歴史のなかで大きな貢献をした人である。
 鍵盤楽器と言っても、時代的にはチェンバロと言うことになる。
 誰のチェンバロ演奏がいいかとなるわけだろうが、より、音が鮮明に感じられるピアノの演奏の方が聞きたいと、いつも思う。
 奏者として、よく薦められるのは、チェンバロで、コープマン、ドレフェス、ロス、ピノック等、ピアノで、ホロヴィッツ、シフ。
 とりあえず、久しぶりに、ピノックのチェンバロにしようか。

 参考 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)は、バッハ、ヘンデルと同年生まれ。


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