モダン・タンゴの20年

2024-05-25 | 【断想】音楽

 そのうち見かけるのでないかと思っていたCDに出会った。
 アストル・ピアソラの“タンゴ・バレエ”を収録したアルバムだ。
 一枚は、ギドン・クレーメル/クレメラータ・パルティカ演奏の「タンゴ・バレエ」(TELDEC)である。
 もう一枚は、アストラ・ピアソラ自身が演奏している「モダン・タンゴの20年」(PHILIPS)
 後者の収録曲は、以下の通り。
 1.エル・レコド(曲がり角)
 2.クリオージョの誇り
 3.プレパレンセ(用意はいいか)
 4.インペリアル
 5.バンドネオン、ギターとベース
 6.ルンファルド(隠語)
 7.タンゴ・バレエ
 8.カリエンテ
 9.コンテンポラネオ
 「タンゴ・バレエ」に付いては、改めて、取り上げたい。
 このアルバムを聞いていて、昨日このブログでとりあげた「天使のイントロダクション Vol.1」ほど、インパクトを感じないのは、どうしてだろうかと考えた。
 こちらは、演奏者の数が多い。
 ピアソラが奏でるバンドネオンを堪能するには、演奏者が少ない方がいい。
 音楽としてのインパクトは、その方がいい。
 ピアソラをよく分かっている顔ぶれでの演奏の方がいい。
 そのように感じる。
 ピアソラの曲を、第三者が演奏となると、接するスタンスが変わるとは思うが。


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