〈日曜日に〉

2022-03-19 | 【断想】音楽

 ビル・エヴァンスの「サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」(1961 / RIVERSIDE)
 ニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードでのライブである。
 アルバム「ワルツ・フォー・デビィ」とは、同日録音。
 ピアノ・トリオの歴史に新しい展開をもたらしたとされる名盤のひとつ。
 メインはピアノなのかも知れないが、スコット・ラファロのベースが、耳をそばだたせる。
 〈パーソネル〉
 ビル・エヴァンス(p)
 スコット・ラファロ(b): 録音の11日後に交通事故で死去
 ポール・モチアン(ds)
 〈収録曲〉
 元々のLP盤では、片面3曲の計6曲。
 手元のCDでは、別テイクが収録されて、10トラック。
 1.グロリアス・ステップ
 2.マイ・マンズ・ゴーン・ナウ
 3.ソーラー
 4.アリス・イン・ワンダーランド(不思議の国のアリス)
 5.オール・オブ・ユー
 6.ジェイド・ヴィジョンズ


ここに“ビ・バップ”

2022-03-19 | 【断想】音楽

 ディジー・ガレスピーの「グルーヴィンハイ:GROOVIN' HAGH」(SAVOY)
 このアルバムの曲、演奏されたのは、1945~1946年である。
 モダン・ジャズの幕開け、“ビ・バップ”のはじまりの時期である。
 “ビ・バップ”は、チャーリー・パーカーとディジー・ガレスピーがやり出したスタイルと言われる。
 さて、このアルバムは、どういう顔ぶれによるのか。
 ディジー・ガレスピー(tp)
 デクスター・ゴードン(ts)
 チャーリー・パーカー(as)
 ソニー・スティット(as)
 ミルト・ジャクソン(vib)
 アル・ヘイグ(p)
 クライド・ハート(p)
 レモ・パルミエ(g)
 チャック・ウエイン(g)
 スラム・ステュア(b)
 カーリー・ラッセル(b)
 シド・カトレット(ds)
 ケニー・ムラーク(ds)
 コージー・コール(ds)
 溌剌、いきいきとした演奏である。
 新しいものをみんなで作り出していく喜びのようなものを感じる。