トラブル:troubles

2021-04-04 | 【断想】音楽

 ソプラノ・サックスが気になって。
 スティーブ・レイシーを聞いてみようかと。
 steve lacy quintet / troubles / (P)1979 BLACK SAINT / IREC milano made in italy
 side a
 troubles
 wasted
 the whammies!
 side b
 blues
 no baby
 誰が何をやろうと勝手だが、やっぱり面白くない。
 単なるこけおどしとは異なるものは感じるが、やっぱりいただけない。
 ヴァイオリンを弾く女性は、ヴォーカルもやっている。
 なんて言っているのだろう。
 絶対、明るく楽しいことは言っていない。
 多分、怨み節とか愚痴。
 あいにく僕は外国語が分からない。
 いったい、何のつもりなんだろう。


「フランス物語」

2021-04-04 | 【断想】音楽

 「危険な関係」のサウンドトラックで、バルネ・ウィランのサキソフォーンを聞いて、ちょっと関心を持った。
 手元のジャズの名盤ガイドブックに、バルネ・ウィランのアルバムとして以下のものが紹介されていた。
 ・ティルト(1957 Swing/Vogue)
 ・バルネ(1959 RCA)
 ・ワイルド・ドッグス・オブ・ザ・ルウェインゾリ(1988 IDA)
 休日だが、所用で出かけた新宿でディスク・ユニオンに寄って、「バルネ」か「ワイルド・ドッグス・オブ・ザ・ルウェインゾリ」がないかとさがしたが、見つからず、次のアルバムが馴染みの曲が多く聞きやすそうで購入した。
「フレンチ・ストーリー:フランス物語 / バルネ・ウィラン・ウィズ・マル・ウォルドロン(1989 ALFA JAZZ)」。
 マル・ウォルドロン・トリオとの演奏である。
 パーソネル
 バルネ・ウィラン(ts,ss)
 マル・ウォルドロン(p)
 スタッフォード・ジェイムス(b)
 エディ・ムーア(ds)
 収録曲
 1.男と女
 2.死刑台のエレベーター
 3.シェルブールの雨傘
 4.危険な関係のブルース
 5.黒いオルフェ
 6.殺られるのテーマ
 7.オータム・リーブス
 8.クワイエット・テンプル
 「死刑台のエレベーター」は、ソプラノ・サックスでやっているのだろうか。
 静かに耳を傾けるのにいい。
 バルネ・ウィランがその名を知られるようになったのは、マイルス・ディビスの「死刑台のエレベーター」の演奏に加わったあたりからである。
 CDの解説に載っているバルネ・ウィランの写真、なかなかもてそうないい男の風貌。
 なんか、特別に際立つものは感じないが、夜、ひとり、酒を傾けるとき、聞くのにぴったりのアルバムのように思う。
 こう言うのを、嫌味なくやれるのは才である。
 フランスの香り、哀感がある。気に入った。
 「クワイエット・テンプル:静かなる寺院」、マル・ウォルドロンの曲だ。
 いささか重い。哀感を通り越して、暗さを感じる。