時雨に濡れる楠

2008-12-17 | 【樹木】ETC
 参議院議員会館の平河町側の窓からは、楠が並んでいるのが見える。
 冬の日も緑の葉で、われらのすさみを幾らか癒してくれる。
 国会議事堂の裏の庭にも大きな楠が生えている。
 堂々としていて、それだけで語るものをもっている。
 今日は雨降りで濡れていた。
 蕪村の一句。
 楠の根を静かにぬらす時雨哉

シデとかソロの名

2008-12-17 | 【樹木】ETC
 シデとかソロとか呼ばれる樹木。
 カバノキ科クマシデ属と分類される樹木で、現在の一般的な名前をもとに、それらが他にどのような呼ばれ方をするかを記してみる。樹木の名は、同じ樹木であっても、地方によって、時によって、訛って、誤って・・・・さまざまである。
 ●クマシデ:クロソネ、イシソネ、イシソノ、シロソノ、シラゾロ、オオクマシデ、オオソネ、カタシデ
 ●アカシデ:シロソネ、アカソネ、アカゾノ、アカゾヤ、アオシデ、ホンソネ、コシデ、コメシデ、コサブナ、マメシデ、ソノ、シロソノ、コソネ、ソロ、ソロノキ、シデ、シデノキ
 ●イヌシデ:シロシデ、ソネ、ソノ、ソロ
 ●サワシバ:サワシデ、シバシデ、ミズシデ、アブラシデ、オニシデ、マメシデ、カナシデ、イシゾネ、チョウチンシデ、サワブナ、サワフサギ、サワフタギ、サワマキ
 こんなことになるのは、やっぱり、名前をつけて、呼ぼうとするからだろう。とりあえずでも、名前がないと、他と区別できないから。