「古事記」読了

2008-12-08 | 読書
 古事記は、歴代天皇の妻子の記録を中心とした簡単な記述だけとなる。
 継体天皇のあと、安閑天皇、宣化天皇、欽明天皇と続く。この三人は、継体天皇の子であり、欽明天皇は、仁賢天皇の皇女との間に出来た子である。
 欽明天皇のあとは、敏達天皇、用明天皇、崇峻天皇、推古天皇と続く。いずれも、欽明天皇の子たちである。
 この時代には、新羅との外交軋轢、仏教伝来、国内の権力闘争などがあったはずだが、古事記には、特には記されていない。
 古事記を一応、読了した。それなりに楽しめた。当初、古事記に出てくる植物のことをきちんと書きとめたいと思っていたが、果たせなかった。

師走の枝垂梅

2008-12-08 | 【樹木】梅
 ベランダの鉢植えの枝垂梅、花芽、枝芽が、ツンツン突き出している。だけど、幹から枝に、白い黴のようなものが、びっしりついていて、心配だ。去年は、その白いものをこすり取ったために、多くの芽を傷つけたようだ。それで、放置したままなのだが、どうなるだろうか。
 いったい何なのか、調べればいいのだろうが。

皇統途絶の危機

2008-12-08 | 読書
 古事記、武烈天皇の段。
 武烈天皇には、子がなかった。それで、応神、仁徳の直系の皇統は、ここに途絶することになる。「天皇既に崩りまして、日続知らすべき王無かりき」とある。
 そこで、応神天皇から五世目の孫にあたる袁本杼命(ヲホドノミコト)が捜し出され、近江の国から、都に来させた。いったん近江の国に住まわせ、それから都へということのようである。そして、仁賢天皇の皇女である手白髪命(タシラカノミコト)と結婚させられている。この袁本杼命が、継体天皇である。
 応神天皇から、五世目となっているが、皇統の血の繋がりに疑わしいところがあったのだろうか。女といえ、仁賢天皇の娘と結婚させることによって、つづく子に、皇統の血をより濃くということにしたようである。